「DOPE」ジウの衝撃シーンで「仮面ライダーガヴ」杉原輝昭監督の“ビー玉演出”さく裂 「選択は2つ」セリフにも注目

King & Prince の高橋海人(※高ははしごだかが正式表記)と中村倫也がダブル主演を務める金曜ドラマ「DOPE 麻薬取締部特捜課」(TBS系・毎週金曜よる10時~)第8話が、22日に放送された。同話の演出は、放送中の特撮ドラマ「仮面ライダーガヴ」(テレビ朝日系・毎週日曜午前9時~)をはじめ仮面ライダー&スーパー戦隊シリーズを数多く手がける杉原輝昭監督が担当しており、「ガヴ」の演出を応用したシーンが登場して話題になっている。(以下、第8話のネタバレを含みます)
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本作は、新型ドラッグ「DOPE」(ドープ)が蔓延する近未来日本を舞台に、DOPEによって異能力を手にした犯罪者(ドーパー)と、異能力者で組織された麻薬取締部特殊捜査課(特捜課)が戦いを繰り広げるアクションエンターテインメント。第8話では、脱走した陣内鉄平(中村)を探したいと焦る才木優人(高橋)と、謎の男・ジウ(井浦新)を相手にすることに及び腰の特捜課メンバーの姿が描かれた。
ジウはゲームを始めるため、刑務所から30人以上の死刑囚や凶悪犯を脱獄させていた。脱走犯たちは一つの部屋に集められ、ジウから「DOPE」を摂取するように促す。脱走犯の一人が抵抗すると、ジウは異能力でその男の首を絞め、手で拳銃の形を作り発砲する仕草を見せると、男はその場で赤いビー玉となり消滅した。
杉原監督は第8話OA前にXを更新し、「普段、仮面ライダーガヴをご覧の東映特撮ファンの方は『おっ!』ってなる演出があったりします。ヒントはジウのシーン...」と予告していた。予告通り、特撮ファンが「おっ!」と反応したのは、ジウに“発砲”された人間が血飛沫ではなく赤いビー玉を散らす演出だ。杉原監督が手がける「仮面ライダーガヴ」の主人公・ショウマは、お菓子をモチーフにした仮面ライダーガヴに変身する。基本フォームの「ポッピングミフォーム」は、胸部があらゆる衝撃を弾き返すグミのようなアーマーでできており、敵から強攻撃を受けるとアーマーがビー玉状に弾ける。
さらに、ジウのシーンでもう一つ注目されたのが、人が“ビー玉化”した姿を見て怯える囚人たちに向けて放った「選択は2つ。ドープを飲むか、ああなるか」というセリフ。これは、「仮面ライダーガヴ」の主人公・ショウマが敵にトドメを刺す直前に突きつける決め台詞「どうする? 二度と闇菓子に関わらないか……この場でオレに倒されるか」に似ており、SNSでは「ジウさんのセリフ…」「杉原監督…ビー玉表現…ガヴ……」「ガヴで見たやつ」といった声が上がっている。
杉原監督が手がける「仮面ライダーガヴ」は現在、劇場版『仮面ライダーガヴ お菓子の家の侵略者』が公開中。第8話で高校生時代の綿貫光(新木優子)が犯罪者に襲われた場所は、劇場版『ガヴ』の冒頭シーンでも使用されている。(編集部・倉本拓弥)


