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『ジョン・ウィック』盲目の殺し屋ケイン、『バレリーナ』カメオ出演が検討されていた

画像は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』ドニー・イェンが演じた盲目の殺し屋ケイン
画像は『ジョン・ウィック:コンセクエンス』ドニー・イェンが演じた盲目の殺し屋ケイン - Lionsgate / Photofest / ゲッティ イメージズ

 映画『ジョン・ウィック』シリーズ最新作『バレリーナ:The World of John Wick』(全国公開中)の初期案では、4作目『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(2023)に登場した盲目の殺し屋ケイン(ドニー・イェン)のカメオ出演が検討されていたという。メガホンを取ったレン・ワイズマン監督が The Hollywood Reporter に明かした。

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 シリーズ初のスピンオフ映画となった『バレリーナ』が描くのは、3作目『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019)と同時期に展開される女性暗殺者イヴ(アナ・デ・アルマス)の復讐劇。犯罪組織「ルスカ・ロマ」で育てられたイヴは、組織の掟に背き、父親の命を奪った暗殺教団の手がかりを追い求める。

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 ケインは、伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)の旧友で、ルスカ・ロマも所属する闇組織「主席連合」から最強の刺客として送り込まれた人物。『コンセクエンス』では銃や刀を巧みに操る圧倒的な戦闘スキルで、ジョン・ウィックを追い詰めた。

 『バレリーナ』には、ジョン・ウィックを筆頭に、コンチネンタルホテルの支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)や、コンシェルジュのシャロン(ランス・レディック)ルスカ・ロマのディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)といった本シリーズのキャラクターが多数登場する。ワイズマン監督によれば、初期段階では彼ら以外の登場人物もカメオ出演が検討されていたそうで「タイムラインを微調整している初期段階で、バワリー・キング(ローレンス・フィッシュバーン)の登場が話し合われました。それから、ケイン(ドニー)についても一度検討がありました」とルスカ・ロマをベースにした物語に最も適する人物は誰なのか、異なる時間軸とのクロスオーバーを視野に入れながら話し合いが行われたという。

 また、ワイズマン監督はキャラクターのみならず、とあるワンシーンで『パラベラム』で描かれたバイクチェイスと連動する仕掛けも検討していた。「いちファンとして、映画の中にどうしても盛り込みたい瞬間がありました。例えば、イヴが初めてコンチネンタルホテルを訪れるシーンで、背景に映る橋の上を何台ものバイクが疾走する案。タイムラインをうまく調整する必要がありますが、細部まで注意深く観ている人には、『パラベラム』のジョン・ウィックとバイカーアサシンのシーンだと気づいてもらえます。そういった小ネタを仕込めたら最高でした」

 惜しくもケインのカメオ出演は見送りとなったが、米ライオンズゲートはケインの単独映画企画を進めている。物語は、『コンセクエンス』で主席連合から解放されたケインの後日譚とみられており、ケイン役のドニーが監督も兼任する。また、同作には『コンセクエンス』からアキラ役のリナ・サワヤマも続投することが決定している。(編集部・倉本拓弥)

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