沢口靖子、月9「絶対零度」新章で35年ぶりフジ連ドラ主演「新しい自分を発信していけたら」

沢口靖子が、フジテレビの10月期月9ドラマ枠「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」で主演を務めることが発表された。沢口がフジテレビの連続ドラマに出演および主演を務めるのは「お江戸捕物日記 照姫七変化」(1990)以来、35年ぶり。月9ドラマ枠は初出演となる。
刑事ドラマ「絶対零度」シリーズのシーズン5にあたる本作が描くのは、総理と内閣官房副長官直轄の組織「情報犯罪特命対策室」、通称・DICT(ディクト)の活躍。高度な情報技術を悪用する「情報犯罪」を追う捜査機関で、匿名・流動型犯罪(通称・トクリュウ)に代表される「特殊詐欺」や「サイバーテロ」など、国民の身近な生活から国家の安全を脅かす大規模な犯罪まで、数々の情報犯罪に立ち向かう。
沢口が演じる主人公・二宮奈美(にのみや・なみ)は、長年の所轄勤務を経て、40歳で刑事研修を受けた後、生活安全課で地域の少年犯罪などを担当してきた刑事。その経験を生かした地域密着型の捜査が信条で、事件現場周辺の聞き込み調査にも余念がない。
DICT(ディクト)には選りすぐりのスペシャリストが集まっており、明るく元気な性格で、最年長の二宮はチームのエンジン。記憶力に優れ、人間観察やなにげない会話から情報を拾うのはうまいが、生活安全課という経歴から目を引くような点はなかった。そんな、誰よりも“人と向き合う”ことを信条としてきた二宮が、情報犯罪という“顔の見えない敵”に立ち向かう。
「検事・霞夕子」シリーズ(2011~2014)を筆頭に、かつてはフジテレビ2時間ドラマの顔としても親しまれていた沢口。放送25周年を迎えた「科捜研の女」シリーズ(1999~/テレビ朝日系)では、長年にわたって法医研究員・榊マリコを演じてきたが、今回は刑事役で35年ぶりにフジ連ドラに復帰。沢口は「35年と聞いて、もうそんなに経ったんだなと思いました。今回出演が叶いましてとても光栄に思っています。どの局の作品でも、お仕事に向き合う姿勢は同じです。初めてご一緒する方々もいますが、新たな出会いを楽しんで新しい自分を発信していけたらいいなと思っています」と語っている。コメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
沢口靖子
・今作の主演オファーを受けた際の率直な感想は?
「“『絶対零度』の新シリーズが始まるんだ”ということと、“その主演を私にいただけた”というダブルの驚きがありました。優れた作品ですので安心して飛び込めると思いましたし、新たな役にチャレンジできることがうれしかったです」
・台本を読んで、今作の印象は?
「情報犯罪に関わってしまう発端は、若者がお小遣いを稼ぎたいという軽い気持ちから始まってしまうこともあるようで、一度入ってしまうと家族を人質に取られたりして組織から抜け出せない深い沼にはまってしまうんだということを改めて知りました。ドラマを通して情報犯罪の恐ろしさをお届けできたらいいなと思いました」
・フジテレビ連続ドラマへの出演は35年ぶり、月9枠初出演となります。意気込みをお聞かせください。
「35年と聞いて、もうそんなに経ったんだなと思いました。今回出演が叶いましてとても光栄に思っています。どの局の作品でも、お仕事に向き合う姿勢は同じです。初めてご一緒する方々もいますが、新たな出会いを楽しんで新しい自分を発信していけたらいいなと思っています」
・演じるうえで心がけようとしていることはありますか?
「奈美は初対面の人でもすぐに距離を縮められて、どんな人にも親身になって寄り添ってくれる。こんな人が近くにいてくれたら安心だなと思ってもらえるような刑事です。人に対しての瞬時の観察力や記憶力が優れていて、それが捜査に役立つこともありますね。生活安全課に長くいて、いろんな人の相談にたくさん乗ってきてあげた人なので、人の心を開くことが自然とできちゃう人にしていきたいなと思っています。この役に合わせて髪型を“マッシュショート風”にしました。刑事としてあまりお手入れに時間がかからず、出かける支度も素早くできるショートがいいかなと思いまして、一番長いところで6センチほどカットをして、作品のためにここまで髪を短くしたのは久々ですね」
・視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「『絶対零度』新シリーズが始まります。真犯人の正体が見えず、国民の安全を脅かす“情報犯罪”に個性豊かな新メンバーで挑みます!どうぞ楽しみにしていてください」


