世界中で大ヒットの実写版『ヒックとドラゴン』成功の鍵は“本物”のバーク島!キャスト&監督が語る撮影秘話

全世界で大ヒットを記録したアニメーション映画を、最新のIMAX(R)カメラで実写映画化した『ヒックとドラゴン』(9月5日全国公開)。すでに北米では、過去のアニメ版3作品のオープニング成績を超える大ヒットを記録している。この度 メイソン・テムズらメインキャストと制作陣が、雄大なバーク島の撮影地について語る特別映像が公開となった。
【動画】キャストと製作陣が語る制作秘話!実写版『ヒックとドラゴン』特別映像
本作は、少年とドラゴンとの出会いと友情を描くアドベンチャー。バイキング一族は、自然豊かな土地を守るためにドラゴンを打ち倒してきた。ある日、主人公・ヒックは森の中で傷ついて横たわる一匹のドラゴン・トゥースと出会い、彼らは運命的な出会いを皮切りに、試練を乗り越え、確かな友情を育んでいく。
監督はアニメ版に引き続きディーン・デュボアが務め、出演キャストは、ヒック役のテムズ、アスティ役のニコ・パーカー、ストイック役のジェラルド・バトラー、そしてニック・フロストなど。また、日本語吹替版には、坂東龍汰、Lynn、田中正彦、高木渉といった豪華声優陣が名を連ねている。
特別映像は、撮影中のテムズとパーカーがカメラに向かって挨拶する姿から始まる。二人の後ろには、切り立った崖や広がる丘、そして大海と大空が映し出され、デュボア監督は「北アイルランドはバーク島そのものだ。打ち寄せる波、険しい海岸線、緑が連なる丘。変わりやすい天気も含めてバーク島の要素が詰まっている」とコメント。パーカーも「バーク島が実在したらこんな場所だと思う。作品の世界に浸れるから簡単に役になり切れるの」と、このロケーションがアスティを演じる上でインスピレーションになったと明かしている。アニメーションシリーズから本作を知り尽くすバトラーは、「息をのむような壮大な風景がバーク島の世界を作り上げている」と力強く語る。
また、プロデューサーのアダム・シーゲルは、「実在する場所を利用することで、強い重厚感と真実味が生まれる。崖の際にいる登場人物たちを観た時にその危機感がしっかりと伝わるのは、彼らが実在する場所にいるからだ」と話す。同じくプロデューサーのマーク・プラットは、『トップガン マーヴェリック』を引き合いに出し、「これこそ私達が訴えかけたい感覚だと強く感じさせられた。あの高揚感や無重力感を、ドラゴンを交えて表現したかった。雄大でドラマチックな風景が広がる素晴らしいロケ地で撮影を行うことで、迫力のある壮大なシーンに臨場感を出すことが出来た。目指したのは、観客にドラゴンたちの背中に乗って大空を飛び回り、映画の世界に没入してもらうことだった」と、この勇壮な地での撮影が、迫力のある映像の実現を可能にしたのだと熱弁している。(加賀美光希)


