ロック様、感涙…伝説の総合格闘家演じたA24新作が15分間のスタンディングオベーション【第82回ベネチア国際映画祭】

ロック様こと俳優のドウェイン・ジョンソンが主演を務める新作映画『ザ・スマッシング・マシーン(原題)/The Smashing Machine』のプレミア上映が現地時間1日、第82回ベネチア国際映画祭で行われた。上映後には、15分間のスタンディングオベーションが起こり、ドウェインが感動の涙を流す瞬間も見られた。
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気鋭の映画スタジオ・A24が製作した本作は、伝説の総合格闘家マーク・ケアーの半生を追った伝記映画。1990年代後半からUFCや日本のPRIDEで活躍し、「霊長類ヒト科最強」と恐れられたマークだが、深刻な薬物依存に悩むなど、人気絶頂の裏では心の闇を抱えていた。マーク役のドウェインは、特殊メイクを施し、劇中ではほとんど別人の姿に変貌している。
ドウェインは、ディズニー実写映画『ジャングル・クルーズ』に続くタッグとなった共演のエミリー・ブラントとレッドカーペットを闊歩。プレミア上映後には、万雷の拍手を受けて感極まったドウェインが涙を拭う姿も見られた。米大手批評家サイト「Rotten Tomatoes」では批評家スコアで88パーセントと好評で、今年度のアカデミー賞候補という声も上がっている。
映画は10月3日全米公開。監督は、映画『グッド・タイム』『アンカット・ダイヤモンド』などを手がけたサフディ兄弟のベニー・サフディで、本作が初の単独長編監督作となる。(編集部・倉本拓弥)


