「あんぱん」古川琴音、5年ぶり&2度目の朝ドラ出演 アンパンマンを次世代へつなぐ「大切な役」

俳優の古川琴音が、今田美桜主演のNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合・月~土、午前8時~ほか)に出演することが明らかになった。2020年度前期放送の 「エール」以来およそ5年ぶり、2度目の朝ドラ出演となる古川は、ヒロイン・柳井のぶ(今田)の茶道の弟子・中尾星子(なかお・せいこ)役を務める。
朝ドラ112作目の「あんぱん」は、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと妻・暢さんの夫婦をモデルとしたヒロイン・のぶと夫・柳井嵩(北村匠海)の波乱万丈の生涯を描く作品。激動の時代にさまざまな苦難を乗り越えた二人は、やがて、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」へとたどりつく。
古川が演じる中尾星子は、のぶが自宅の茶室で開くことになる小さなお茶教室の生徒。 アンパンマンの魅力に、早くからほれ込むようになる。
本作が大好きな古川は「まさか自分が出演できるなんて……しかも物語のラストを彩る大切な役をいただき、震えるような気持ちでいっぱいです」と心境を告白。演じる中尾星子について、「やないさんとのぶさんを最後まで支え、2人の想いを引き継ぎアンパンマンを次の世代へ繋げている方。のぶさんに『嵩に似ている』と言われる場面が心に残ります。純粋にアンパンマンを愛し、不器用でも地味でも揺るがない芯を持つその姿に、私自身も励まされながら撮影に臨んでいます」と説明し、「温かいチームの中で、この物語に心を込めて参加できることを幸せに思います」と喜びを語った。
制作統括を務める倉崎憲(チーフ・プロデューサー)は、「今の時代もアンパンマンが愛され続けているのは、アンパンマン自体の魅力はもちろんですが、やなせ夫婦の思いを受け継ぎその魅力を全国の子どもたちに伝え続けている方々がいるからこそではないでしょうか。古川琴音さんには、やない夫婦の意志を受け継いでいく中尾星子役を担っていただきます。連続テレビ小説『エール』でご一緒して以来、古川さんの純粋なまなざし、不思議な存在感にひかれ、今作でもどこかでご一緒させていただきたいとずっと願っていました」と古川の起用秘話を明かし、放送終了まで残り1か月を切った本作について「最後まで見届けていただけますと幸いです」と呼びかけた。(編集部・倉本拓弥)


