佐野勇斗、自ら金髪申し出 誘拐犯役で新境地 10月期新水曜ドラマ「ESCAPE」主演

俳優の桜田ひよりと佐野勇斗が、都内で行われた、ダブル主演を務める10月8日スタートの日本テレビ系水曜ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」(水曜よる10時~11時)の囲み取材に参加。佐野は「これまで演じたことがないような役」と金髪で臨む作品への意欲を語った。
【画像】佐野勇斗、ビジュがいいって言いたい?『TOKYO MER』舞台あいさつ
本作は、大企業の社長の一人娘・八神結以(桜田)を誘拐しようとして失敗してしまった犯人・林田大介(佐野)が、ひょんなことから「誘拐犯と人質」という立場で逃避行を繰り広げることになる、完全オリジナル脚本によるノンストップヒューマンサスペンス。
誘拐犯グループの一人で、特殊詐欺に関与してしまった過去を持つ青年・林田を演じる佐野は「僕は基本的にオタクっぽい役や、内気な役を演じることが多く、誘拐犯みたいな役を演じるのは初めてだったので、お話を聞いたときはすごく嬉しかったです」と笑顔を見せると「誘拐というキーワードに、すごく重たい話なのかなと思ったのですが、台本を読んでいると青春っぽい楽しいシーンもあるので、視聴者の方が『この二人のコンビいいな』と思っていただけるような雰囲気が出せれば」と意気込みを語る。
サスペンスでありながら、ポップなシーンも多いという本作。佐野は「普段、撮影の前はすごく緊張して、憂鬱になってしまうことが多いのですが、この作品はすごく楽しみで、監督やプロデューサーさんからも『自由にやっていいよ』『アドリブとかも多くていいから』と言ってくださったので、すごく気持ちを軽くして作品に入れそうです」とワクワクした気持ちでクランクインを迎えられそうだと目を輝かせる。
この日は、金髪姿で登場した佐野。「僕が演じる林田は、一般的にはちょっと素行が悪く、今回も犯罪に関わってしまうような子なのですが、反面すごく素直で、思ったことを正直に言ってしまうようなバカな一面もある。根っこはすごく人を思いやる心がある人物だと思っています」と役への解釈を述べると「金髪は10年以上俳優をやっていて初めて。僕から『金髪にしたいです』と相談させてもらい、ピアスもこの役のために開けたんです」とスタッフと共に役をつくりあげているという。
さらに佐野は「『エスケイプ』というタイトルの通り、僕らは常に逃げていて、誰かに追われているのですが、台本を読んだり想像したりする限りでは、とても爽快感があり“誰もが幸せになっていいんだよ”というメッセージも込められていると思っています」と見どころを語っていた。(磯部正和)


