エマ・ストーン、マーク・ラファロら1,300名以上の映画人、ガザ虐殺に加担するイスラエル映画機関のボイコットを表明

ハリウッドなどで活動する1,300名以上の映画人たちが現地時間8日、ガザ虐殺に加担しているイスラエルの映画関連機関とは、映画出演や、映画祭での映画上映をはじめ、いかなる仕事もしないと表明した。
署名したのは、監督のヨルゴス・ランティモス、アダム・マッケイ、マイク・リーや、俳優のエマ・ストーン、オリヴィア・コールマン、ティルダ・スウィントン、ハビエル・バルデム、マーク・ラファロ、ピーター・サースガード、リリー・グラッドストーン、ガエル・ガルシア・ベルナル、リズ・アーメッド、エヴァ・デュヴァネイ、メリッサ・バレラ、ジョシュ・オコナーなど。宣誓の全文は以下の通り。(編集部・市川遥)
「私たちはイスラエルの暴力に加担しない」
~映画従事者による宣誓~
私たちフィルムメーカーや俳優をはじめとする映画従事者、そして映画産業の諸機関は、映画には社会の見方を変える力がある事を知っています。この緊急の危機の時にあって、多くの政府がガザでの殺戮を容認・助長している今、私たちはその終わりなき惨劇への加担を断ち切るためにできる限りのことをしなければなりません。
世界の最高法廷である国際司法裁判所(ICJ)は、ガザでジェノサイドが行われている蓋然性があり、イスラエルによる占領とパレスチナ人に対するアパルトヘイト体制が違法であると判定を下しました。すべての人の平等、正義、自由のために立ち上がることは、まぎれもない重大な道徳的義務です。私たちは、パレスチナ人への危害に対して、私たちは今こそ声を上げなければなりません。
私たちは、パレスチナ人フィルムメーカーたちから映画産業に携わる一人一人に対する呼びかけに応じ、沈黙、レイシズム、人間性の否定などのパレスチナ人に対する抑圧への加担にあらゆる手を尽くして終止符を打ちます。
アパルトヘイト政策下の南アフリカでの映画上映を拒否したFilmmakers United Against Apartheid(「アパルトヘイトに抗うフィルムメーカー連盟」)に習い、私たちは、パレスチナ人に対するジェノサイドとアパルトヘイトに加担する映画祭、映画館、放送局、制作会社を含むイスラエルの映画関連機関での映画上映、出演、その他いかなる形の協働を一切しないことをここに宣誓いたします。


