細田守監督『果てしなきスカーレット』にレジェンド声優参加 宮野真守、津田健次郎、羽佐間道夫、古川登志夫が出演

細田守監督の新作映画『果てしなきスカーレット』(11月21日全国公開)で、芦田愛菜が演じる主人公・スカーレットが「死者の国」で出会うキャラクターの声を、宮野真守、津田健次郎、さらにレジェンド声優の羽佐間道夫と古川登志夫が担当することが明らかになった。
“生きる”をテーマに「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の思いから始まった本作は、王女・スカーレットが父の復讐に失敗するも、「死者の国」で再び宿敵に復讐を果たそうとする物語。「死者の国」は、様々な時代の、様々な国の人が入り乱れた混沌とした世界であり、スカーレットは旅の過程で個性豊かな登場人物たちと出会う。
スカーレットが「死者の国」で見た夢の中に出てくる、謎に包まれた二人の墓掘り人を演じるのは、『バケモノの子』『竜とそばかすの姫』に続いて3作目の細田作品となる宮野と、『竜とそばかすの姫』以来の出演となる津田。誰かの墓を掘り起こそうとする、素顔の見えない奇妙な二人組を、底知れぬ不気味さを纏った声色で演じる。
さらに、シルヴェスター・スタローンをはじめ、数々のハリウッドスターたちの吹き替えを担当してきたレジェンド声優の羽佐間は、スカーレットと聖に救いの手を差し伸べる、心優しいキャラバンのリーダー・年寄りの長を演じる。91歳で現役声優世界最高齢である羽佐間が、渋くも優しさが滲み出る声色で、スカーレットと聖を優しく包み込む。
そして、「うる星やつら」の諸星あたる、「ONE PIECE」のポートガス・D・エース、「ドラゴンボール」のピッコロなど人気キャラクターを数多く演じる古川は、スカーレットが目指す“見果てぬ場所”について語り、物語が大きく前進するきっかけを作る、ミステリアスな宿の主人を演じる。羽佐間も古川も細田作品初参加となる。
スカーレット役の芦田と共に、彼女と旅をする現代の日本人看護師・聖(ひじり)の声を岡田将生が担当。さらに、最凶の宿敵・クローディアスを役所広司が演じるほか、市村正親、吉田鋼太郎、斉藤由貴、松重豊、山路和弘、柄本時生、青木崇高、染谷将太、白山乃愛、白石加代子ら総勢11名の俳優陣がボイスキャストとして集結する。(編集部・入倉功一)


