「キングオージャー」酒井大成、「ばけばけ」で朝ドラ初出演!ヒロイン・トキのお見合い相手役

東映特撮「王様戦隊キングオージャー」(2023~2024)で主人公ギラ・ハスティー/クワガタオージャー役を務めた酒井大成が、2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(9月29日スタート、NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)に出演することが決定した。酒井にとって、本作が初の朝ドラ出演となる。あわせて、大河ドラマ「どうする家康」などで知られる北香那の出演も明らかになった。
連続テレビ小説113作目の本作は、松江の没落士族の娘・小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。ヒロイン・松野トキを高石あかり(高=はしごだか)、夫のヘブンをトミー・バストウが演じる。脚本は、「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」などのふじきみつ彦が執筆する。
酒井が演じるのは、トキのお見合い相手となる松江藩の元武家・中村守道(なかむら・もりみち)。現在は父とともに商いに従事する好青年で、誠実で素直な人柄だ。
出演が決まった酒井は、「歴史ある朝ドラの舞台に出演できる事をとても嬉しく思います。守道は松江の良い家柄の上級士族で維新後も商売で成功している人物です。明治の時代を背景に両家の価値観のずれがおもしろいシーンになっていると思います。両家の未来を少しでも想像していただけると嬉しいです」と意気込み。制作統括の橋爪國臣は、「トキのお見合い相手・中村守道の酒井大成さんは一度ご一緒してみたいと思っており、出演をお願いしました。細かな表情の芝居に注目です。高石さんと二人のちょっと変わったシーンも面白く演じていただきました」と酒井の演技をアピールしている。
また、北が演じるのは島根県知事・江藤安宗の娘である江藤リヨ。英語も堪能な才色兼備のお嬢様で、松江を訪れたヘブンに強くひかれていく。
同じく朝ドラ初出演の北は、「いつかは朝ドラに出演したいと思っていたので、出演が決まった時はとても嬉しかったです。また新たな一歩を踏み出したような緊張感もありました」と心境を告白。自身の役について「今回の役は、人から見た時の憎めなさと振り切り方が重要と考えていたので、そのバランスを監督と話し合いながら丁寧に作っていきました。なによりも主演の高石あかりさんが全てを受け止めてくださるので有り難かったです。とても良い環境で楽しくお芝居をさせて頂いています。作品の良きスパイス的な存在になれるよう、努めてまいります」と語っており、制作統括の橋爪は「県知事の娘・リヨは非常に難しい役どころですが、北香那さんが見事に体現してくださいました。明治の最先端を行く女性としての気品、猪突猛進なほどの意思の強さ、そして時折のぞく愛らしさ、そのすべてが感じられるお芝居です。英語のせりふも多いので、そこにもチャレンジしてもらいました」とコメントしている。(編集部・倉本拓弥)


