岡田将生、大泉洋主演・野木亜紀子脚本「ちょっとだけエスパー」謎多きボス役で出演決定

俳優の岡田将生が、主演・大泉洋と脚本・野木亜紀子のタッグによる、テレビ朝日系・連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(10月21日スタート、毎週火曜よる9:00~9:54)に出演することが、30日に発表された。発表に合わせて、主要キャスト全員が集結したポスタービジュアルが公開された。
野木の完全オリジナル脚本となる本作は、会社をクビになり、家族も貯金も失ったサラリーマンが、謎の会社「ノナマーレ」の最終面接に合格し、“ちょっとだけエスパー”となって、世界を救う仕事を任されるジャパニーズ・ヒーロードラマ。主人公・文太を演じる大泉をはじめ、文太の謎多き妻・四季を宮崎あおい(※崎は「たつさき」)、文太のエスパー仲間・桜介をディーン・フジオカ、円寂を高畑淳子、半蔵を宇野祥平、そして謎の大学生・市松を北村匠海が演じる。
豪華主要キャストの最後を飾る岡田が演じるのは、文太らをエスパーにした張本人であり、「世界を救え」と命じる謎のボス・兆(きざし)役。「ノナマーレ」の社長にして、文太らに「世界を救うための不思議なミッション」と共に「決して人を愛してはいけない」という不条理で不可解なルールを課す謎多き人物で、岡田は「こんなに何も言えない役柄って今までない(笑)!」と苦笑。しかし、「僕は“人生の選択”をテーマに兆を演じています。最終回が終わる頃、いま僕が言った言葉が『あぁ、そういうことか』と思ってもらえるのではないかと思うぐらい、熱量を込めてこのドラマに参加しております」と意気込みを語る。
岡田は、野木が脚本を手掛けた映画『ラストマイル』(2024)で第48回日本アカデミー賞の優秀助演男優賞を受賞。ドラマの脚本について、感想を尋ねられると「野木さんの脚本はやっぱり面白いな、そしてやっぱり難しいなということですね。いま日本が抱えている社会的な問題も含まれているのにクスッと笑えるという…。そして先の展開が本当に読めないので、こんなに先が気になる台本は久々で、やっぱり野木さんはすごい方だなと思っています」と絶賛している。
また本作は、TVer・ABEMAでの無料見逃し配信、TELASA(テラサ)での見放題配信に加え、Netflixで世界配信されることが決定。国内および海外(190以上の国と地域)において、放送後の24時から配信される。
岡田将生のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
岡田将生(兆・役)コメント
ーー本作に出演が決まった時のお気持ちは?
単純に面白そうだなと思いましたし、20歳・21歳の頃からお仕事させていただいている大泉さんと久々にご一緒できるのも楽しみでした。そしてなんといってもこんなに豪華なキャストのドラマはなかなかないので、皆さんの演技合戦を見られるのは、とても贅沢な時間になるのではないかなと思って、すごくうれしい気持ちになりました。
ーー野木亜紀子さんのオリジナル脚本を読まれた感想をお聞かせください
野木さんの脚本はやっぱり面白いな、そしてやっぱり難しいなということですね。いま日本が抱えている社会的な問題も含まれているのにクスッと笑えるという…。そして先の展開が本当に読めないので、こんなに先が気になる台本は久々で、やっぱり野木さんはすごい方だなと思っています。
ーー兆というキャラクターの印象は?
兆は「ノナマーレ」という会社で社長を務めています。皆さんにミッションを課して世界を救ってもらうんですが、それを総括する役柄です。でも今はこれ以上言えないんです。こんなに何も言えない役柄って今までなくて(笑)! だから見てくださる視聴者の方には、このドラマ自体も楽しんでほしいですし、僕が演じる兆という役についてもいろいろと考えてほしいなと思っています。中盤あたりから、1話から見返したくなるような仕掛けがいろいろありますので、ぜひ兆にも注目していただけたらうれしいです。
ーー本作にはいろいろなエスパーが登場しますが、気になっているキャラクターは?
実際にはまだ大泉さんとしかお芝居をさせていただけていないんですが、台本を読んでいる段階から完璧に桜介(ディーン・フジオカ)さんのファンです。早く桜介さんの決め台詞「花咲かせとく?」を生で聞きたいと思うぐらい、人間臭くて、とても可愛らしいキャラクターなんです。それをディーンさんがどう演じられているのかを見るのがすごく楽しみですし、早くあのキャラクターと対面したいですね。
ーー実際に撮影に入られていかがですか?
野木さんの脚本はキャラクター同士の会話がすごく面白いんです。だから文太さんとの掛け合いにしても、今まで自分が演じてきた役柄とも全然違っていて、不思議な空気が流れている感じなんです。ものすごくクリエイティブなものが生まれる現場なのではないかと思いながら参加させてもらっています。
ーーほかのキャストの皆さんとご一緒するうえで、楽しみにしていることはありますか?
皆さん大先輩ですから、若輩な私はどこかで切り口を…と思っているんですが、たぶん大泉さんが司会的な感じで輪に入れてくださると思います。いろいろなお話をお聞きしたいですし、この台本についても、たぶん皆さんそれぞれ読み方が違うと思うんですよ。なのでどう解釈して演じられているのかも皆さんにお聞きできたらうれしいです。
ーー《ジャパニーズ・ヒーロードラマ》にちなみ、岡田さんにとってのヒーローは?
僕にとっては、常に寄り添ってくれる人がヒーローですかね。生きていく中では、やっぱりどうしたって喜ばしいことばかりではなく、いろんな悲しみや苦しみがあると思うんです。そんな時にすっと隣にいてくださる方が僕にとってはヒーローみたいな感じかな、と思います。
ーーエスパーになれるとしたら、どんな能力がほしいですか?
家に猫が2匹いるんですが、昨日も「この子たちの声が聞こえたら、生活がもっと豊かになるのではないか」と思ったんです。たまに僕、見下されているなという瞬間があったりして(笑)、動物の声が聞こえるエスパーがあればうれしいなと思った…んですが、それではなく熟睡できるエスパーが欲しいです! 最近、年齢なんですかね…すぐ目が覚めちゃうんです(笑)。めっちゃ疲れているのに、3時間ぐらいで起きちゃうんですよ。で、天井を見つめるんですけど、やっぱり10分、15分ぐらい寝られないんですよね。朝、仕事があるから6時、7時に起きるんですが、ちゃんと寝ているのにやっぱりちょっと疲れているなって。だから、ちょっとだけでもいいから熟睡できるエスパーが欲しいです。
ーー放送を楽しみにしている視聴者の皆さんにメッセージをお願いします
僕は自分のテーマが“選択”なのではないかと思っているので、“人生の選択”をテーマに兆というキャラクターを演じています。最終回が終わる頃、いま僕が言った言葉が「あぁ、そういうことか」と思ってもらえるのではないかと思うぐらい、熱量を込めてこのドラマに参加しております。皆さんには、ぜひ1話も見逃さずに、このドラマを見てほしいなと思っております。


