米歌手の車のトランクからバラバラ遺体となって発見された15歳少女、死亡診断書の内容が明らかに
現地時間8日にアメリカの歌手D4vdのテスラのトランクからバラバラ遺体となって発見された15歳の少女セレステ・リヴァスさんの死亡診断書の内容を ABC News などが公開した。
遺体発見時、D4vdのテスラはレッカー移動され、ロサンゼルスの車両置き場に置かれていた。そこから強い臭いがすることを不審に思った作業員が警察に通報し、警察がフロントトランクを開けると袋の中に切断され腐敗した遺体が入っていた。セレステさんはカリフォルニア州レイク・エルシノアに住む15歳の少女で、2024年4月から行方不明になっていた。
今回公開された死亡診断書には、セレステさんの遺体が彼女の15歳の誕生日の1日後に発見されたことや、過去1年間の妊娠の形跡がないことなどが記されているが、死因については「保留」となっている。それは検死解剖は行われたものの、薬物検査の結果待ちの状態だからなのだという。死因が特定されるまで、本件は殺人事件ではなく、死亡事件としての扱いとなっており、警察は「遺体の隠蔽を行ったこと以外に刑事責任があるかどうかは依然として不明です」とコメントしている。容疑者に関する情報はない。
D4vdはTiktokで人気を博し、レコード会社と契約を結んだシンガー・ソングライター。遺体が発見された後もツアーを続けていたが、遺体が未成年であるセレステさんのものだと判明した後は残りの全米ツアーとヨーロッパツアーがキャンセルとなり、アルバム「Withered」のデラックス版のリリースも中止に。アメリカの女子シングル、フィギュアスケート選手のアリサ・リュウは、D4vdとレイヴェイの楽曲「This Is How It Feels」を使用した2025年-2026年シーズンのショートプログラムを発表済みだったが、これをボツにし、新たなプログラムを作ると発表している。（朝倉健人）