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ディカプリオ×PTA『ワン・バトル・アフター・アナザー』首位デビュー!『鬼滅の刃』は3位に

全米ボックスオフィス考

『ワン・バトル・アフター・アナザー』が首位デビュー
『ワン・バトル・アフター・アナザー』が首位デビュー - (C) 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

 先週末(9月26日~9月28日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ポール・トーマス・アンダーソン監督とレオナルド・ディカプリオの初タッグ作『ワン・バトル・アフター・アナザー』が興行収入2,200万387ドル(約33億円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル150円計算)

【画像】レオ様がさえない男役

 同作は、元革命家のさえない男ボブ(ディカプリオ)がその過去が原因で追われる身となり、娘までさらわれ、怒涛の逃走劇&追走劇を繰り広げるコミカルなアクションスリラー。『ブギーナイツ』『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『ファントム・スレッド』など映画賞レース常連ながら、興行的なヒットとは縁遠かったアンダーソン監督にとって、これはキャリア最高の出足であり、世界興収は4,810万387ドル(約72億円)を上げた。しかし、1億3,000万ドル(約195億円)以上という莫大な製作費がかかっているため、宣伝費や劇場の取り分を考慮すると、世界興収3億ドル(約450億円)が赤字回避ラインとなっており、手放しで喜べる数字というわけでもない。

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 ただし、アンダーソン監督がトマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得て執筆したオリジナル脚本で、R指定、3時間近い上映時間という点を考えれば、健闘したと言ってもよさそう。批評家及び観客からの評価も高く、息の長い興行が期待される。

 2位には、Netflixのアニメーションシリーズの映画版『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』が手堅く興収1,369万7,595ドル(約21億円)を上げて初登場。昨年のチャプター1に続く公開となったホラー『ザ・ストレンジャーズ:チャプター2(原題) / The Strangers: Chapter 2』は興収580万6,192ドル(約8億7,000万円)で5位に沈んだ。

 公開から2週連続で1位を記録していた『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』は、興収710万1,531ドル(約11億円)で3位に。累計興収は1億1,817万7,378ドル(約177億円)、世界興収は6億540万1,531ドル(約908億円)となっている。

 また、公開4週目にして4位の『死霊館 最後の儀式』の累計興収は1億6,134万4,200ドル(約242億円)、世界興収は4億3,574万4,200ドル(約654億円)に到達。ホラー映画『死霊館』ユニバース9作目にして最大のヒットを記録している。(編集部・市川遥)

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9月26日~9月28日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ワン・バトル・アフター・アナザー』
2(初)『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』
3(1)『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』
4(3)『死霊館 最後の儀式』
5(初)『ザ・ストレンジャーズ:チャプター2(原題) / The Strangers: Chapter 2』
6(2)『ヒム(原題) / Him』
7(5)『ザ・ロング・ウォーク(原題) / The Long Walk』
8(4)『ダウントン・アビー:ザ・グランド・フィナーレ(原題) / Downton Abbey: The Grand Finale』
9(初・再上映)『スパイダーマン』3部作
10(6)『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』

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