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坂口健太郎×渡辺謙『盤上の向日葵』サザン主題歌の“口笛バージョン”が誕生!制作秘話も明らかに

『盤上の向日葵』ポスタービジュアル
『盤上の向日葵』ポスタービジュアル - (C) 2025映画「盤上の向日葵」製作委員会

 「孤狼の血」などで知られる柚月裕子氏による同名小説を坂口健太郎渡辺謙の共演で実写映画化する『盤上の向日葵』(10月31日全国公開、配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/松竹)。この度、本作のためにサザンオールスターズが書き下ろした主題歌「暮れゆく街のふたり」に、桑田佳祐による特別な「口笛バージョン」が加わり、本編の重要なシーンで使用されることが明らかとなった。主題歌として提供した楽曲を、映画の劇中曲として特別にアレンジするのは桑田にとって初の試みだという。

【動画】主題歌「暮れゆく街のふたり」をフィーチャーした「主題歌特別映像」

 本作は、身元不明の白骨死体が発見され、容疑者となった天才棋士・上条桂介(坂口)を捜査するうちに、賭け将棋で裏社会に生きた男・東明重慶(渡辺)の存在が浮かび上がり、やがて桂介の過酷な生い立ちが明らかになるヒューマンミステリー。監督・脚本は『隣人X -疑惑の彼女-』『ユリゴコロ』などの熊澤尚人が務める。

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 発表された特別な“口笛バージョン”は、もともと楽曲制作の際に桑田が“仮歌”として吹き込んだ口笛が元になっている。この裏話を知った映画制作陣が、「口笛を本編に生かせないか?」と、一度完成した映画を再編集することを決断。生き方を模索する主人公・桂介が、亡き母を思い出す重要なシーンにこのバージョンが流れる構成が考案された。熊澤監督は、別バージョンの楽曲を特別に作ってもらえることは異例のことだと語り、「主人公の決断をこの曲で盛り上げることができた」と喜びをあらわにしている。桑田自身も、ラジオ番組でこの経緯を語り、「劇場で観ようと思います」と完成版への期待をにじませた。

 さらに、主題歌「暮れゆく街のふたり」をフィーチャーした「主題歌特別映像」も公開された。この映像には、桂介の貧しかった幼少期、恩師との日々、賭け将棋の世界での葛藤など、初公開となるシーンが多数含まれている。この映像は、10月3日から30日まで、全国のSMT系映画館で幕間映像としても上映される予定だ。熊澤監督のコメント全文は以下の通り。(加賀美光希)

熊澤尚人監督

主題歌をサザンオールスターズさんにお願いできるかも? という事になり、映画を観ていただいたところ大変気に入っていただけ、桑田さんが主題歌と、その口笛バージョンを作ってくれました。こんな素晴らしい口笛バージョンがあるなら、映画に生かそうと編集をやり直し、桂介が向日葵畑を通り、昔を懐かしみ、母を思い出す箇所に、口笛バージョンが流れる構成でお見せしたら、桑田さんにも大変喜んでいただけました。このように別バージョンの楽曲を特別に作っていただけることは、普通はないとのこと。映画の中でポイントになる、主人公の決断をこの曲で盛り上げることができたのは、大変嬉しいことでした。

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