草なぎ剛「こういうドラマを見ていただきたい」思い明かす「終幕のロンド」今夜13日スタート

草なぎ剛(なぎ=弓へんに剪)が、今夜13日からスタートする連続ドラマ「終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー」(カンテレ・フジテレビ系・毎週月曜夜10時~※初回15分拡大)の第1話放送を前に、コメントを寄せた。
本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てる遺品整理人の主人公・鳥飼樹(草なぎ)が、遺品整理会社の仲間たちと共に、孤独死した人の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていくヒューマンドラマ。遺品に込められた故人の最期のメッセージを解き明かしていく人間ドラマと共に、切ない大人の恋を描くオリジナルストーリー。
草なぎは、主人公の樹について「人に寄り添う優しいところが、一番の魅力」とコメント。これまでの中でも、比較的セリフが少ない役だといい「セリフで伝える部分だけでなく、“人の想いを受ける”、そういう“受け取る”ような芝居が多く、印象に残っていますね」と語る。
本作は、「僕の生きる道」(2003)などの“僕シリーズ”や“戦争シリーズ”など、草なぎと縁の深いカンテレとのタッグ作。草なぎは最近、「僕の生きる道」を見返したといい「やっぱり、よかったですね。映像がすごく素敵で、テレビドラマのいいところが詰まっているなと感じました。僕の真骨頂でもあるなとも思いました」と回顧。
さらに「『僕の生きる道』のヒューマンというか、人間味、人間愛というものが、今でも僕の中に息づいていて、今回の『終幕のロンド』にも通じている。そういったことを感じられて嬉しかったです」と語った草なぎは、「超能力者やいわゆる“特別な人”が登場するようなドラマではないですが、身近で自分事であるがゆえに、きっと心に迫るものがある。いま、僕が、みなさんにオススメしたい、こういうドラマを見ていただきたい、と思うドラマです。ぜひ、ご覧ください!」と自信を込めて語っている。
本作には、夫がいながら樹と惹かれ合う絵本作家・御厨真琴役の中村ゆりをはじめ、八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、中村雅俊、風吹ジュンが出演する。草なぎ剛のコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
草なぎ剛コメント
Q:改めて、鳥飼樹の人物像、魅力を教えてください。
一生懸命なところ、人に寄り添う優しいところが、一番の魅力だと思います。撮影が進むにつれて、より一層、樹の優しさを感じました。もちろん彼には迷いもあるのですが、温かく人間味溢れる素敵なキャラクターだなと、回を重ねるごとに思います。
Q:第1話で印象に残っているシーン、セリフはありますか?
僕の今までの役柄の中では、比較的セリフが少ないほうだなと思います。ただ、今回の役でいくと、セリフで伝える部分だけでなく、“人の想いを受ける”、そういう“受け取る”ような芝居が多く、印象に残っていますね。“受けの芝居”を求められたというか、“セリフがないときにどう演じるか”。それを試されていたというか、噛みしめた気がします。
そんな中でも、心に残っているセリフは、「昨日まで自分を待っていてくれた人が、明日も待っていてくれるとは限りませんから」というセリフ。日常のあたりまえにある幸せが、実はとても奇跡的なことだと気づかされて、とても好きですね。
Q:撮影現場で、草なぎさんから発せられる「本番中!」「準備中!」などの掛け声が印象的です。草なぎさんならではな気がしますが、座長としての心意気、姿勢からでしょうか?
声を出すと自分が元気になるからです。声の力、言葉の力ってとても大きいと僕は思っていて、単純に掛け声が好きなんですよね。大きな声や挨拶はなにより大事。カラ元気でもいいから、とりあえず言葉を発してみるところから始まる事もきっとあって。行き詰ったときの突破口になり得たり、言葉には謎の力があると思っています。
Q:日々の撮影を乗り切るリラックス方法、元気と健康の秘訣は?
食事、睡眠、運動はもちろん気を遣っています。ただ大事なのは、心の持ちようだと思います。「5時間しか寝ることができなかったじゃなくて、5時間も寝ることができた」とかね。ポジティブに、良いほう良いほうに考えていることが、元気の秘訣かもしれません。
Q:現在、TVerで過去作品「僕の生きる道」「神様のベレー帽」「罠の戦争」が配信されていますが、最近ご自身の過去作品で、見られたものはありますか?
「僕の生きる道」を最近見ました。やっぱり、よかったですね。映像がすごく素敵で、テレビドラマのいいところが詰まっているなと感じました。僕の真骨頂でもあるなとも思いました。「僕の生きる道」のヒューマンというか、人間味、人間愛というものが、今でも僕の中に息づいていて、今回の「終幕のロンド」にも通じている。そういったことを感じられて嬉しかったです。
Q:初回放送当日を向かえた、いまのお気持ち、視聴者へのメッセージをお願いします。
これまで沢山経験させていただきましたが、このドラマでは、また新しい分野、新しい世界観を視聴者の皆さんにお届けできるのではないかと思っています。ゆったりとしたスロースタートのはずだったのに、回を追うごとに、ドキドキハラハラ。どんどん展開していって、大きなエネルギー、渦に巻き込まれていくという面白さもあります。
超能力者やいわゆる“特別な人”が登場するようなドラマではないですが、身近で自分事であるがゆえに、きっと心に迫るものがある。いま、僕が、みなさんにオススメしたい、こういうドラマを見ていただきたい、と思うドラマです。ぜひ、ご覧ください!


