実写『秒速5センチメートル』オリジナルキャラは?

新海誠監督の2007年公開の劇場アニメーションを松村北斗(SixTONES)主演で実写化する映画『秒速5センチメートル』(公開中)。本作に登場する実写版オリジナルのキャラクターを振り返ってみた(※一部ネタバレあり)。
小学時代に出会った同級生・篠原明里を想い続ける主人公・遠野貴樹の物語を、小中学生(桜花抄)、高校生(コスモナウト)、社会人(秒速5センチメートル)の3つの時代で描くアニメーション映画『秒速5センチメートル』。実写版では主に、アニメの第3章に当たりほぼ映像のコラージュで構成された「秒速5センチメートル」のパートにエピソードを追加する形でアレンジ。それに伴い、オリジナルキャラクターが多々登場している。
~以下、ネタバレを一部含みます~
貴樹と明里を巡り重要な役割を果たすのが、科学館館長の小川龍一(吉岡秀隆)。貴樹の上司である窪田邦彦の大学の先輩であり、社会人になった明里(高畑充希)が働く紀伊國屋書店に発注する。なお、吉岡は新海監督の『雲のむこう、約束の場所』(2004)で主人公の声を担当している。
貴樹周りでは、同僚で恋人の水野理紗(木竜麻生)を除く職場の面々がほぼオリジナル。面倒見のいい上司・窪田邦彦を、朝ドラ「ばけばけ」のヒロインの父役も話題の岡部たかしが演じているほか、貴樹の同僚として金子あさみ(中田青渚)、戸田宗次郎(田村健太郎)、酒井直(戸塚純貴)、大野泰士(蓮見翔(ダウ90000))が登場。
明里周りでは、店長・柴田治(又吉直樹)をはじめとする新宿・紀伊國屋書店のスタッフたちが新たに登場。店員の田村四季子(堀内敬子)、アルバイトの大橋純透(佐藤緋美)ら。
監督は、「ポカリスエット」のCM映像や米津玄師、星野源らのミュージックビデオを監督し、広瀬すず、仲野太賀、草なぎ剛、神木隆之介ら豪華キャストが名を連ねた自主制作映画『アット・ザ・ベンチ』(2024)も話題を呼んだ映像監督・写真家の奥山由之。撮影は、映画『新聞記者』(2019)、『余命10年』(2022)、『8番出口』(公開中)などに参加し、奥山監督とは『アット・ザ・ベンチ』でも組んでいる今村圭佑。(石川友里恵)


