ADVERTISEMENT

井川遥、50歳を前に久々の映画出演に感謝 黒崎煌代が若々しさに驚き

井川遥、黒崎煌代
井川遥、黒崎煌代

 俳優の井川遥が11日、Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下にて行われた映画『見はらし世代』(公開中)公開記念舞台あいさつに登壇し、来年50歳を迎える思いを語っていた。この日は主演を務める黒崎煌代をはじめ、遠藤憲一木竜麻生団塚唯我監督も参加した。

【画像】美しすぎる井川遥!イベントの様子

 本作は、渋谷を舞台に主人公の青年・蓮(黒崎)と、結婚を控え将来について悩む姉・恵美(木竜)、そして母の喪失をきっかけに姉弟と疎遠になった、ランドスケープデザイナーの父・初(遠藤)が、壊れかけた関係を見つめ直そうとする姿を描く。団塚監督が、第78回カンヌ国際映画祭の監督週間に日本人史上最年少となる26歳で選出された。

ADVERTISEMENT

 黒崎演じる蓮、木竜扮する恵美が幼いころに亡くした母親を演じた井川は、20代半ばの団塚監督の現場について「監督と最初にお会いしたとき、とてもシャイで、緊張されていて。『監督の気持ちが落ち着いてからはじめましょう』という感じだったんです」と振り返ると「でもその監督の純粋さが核にあるような作品。フレッシュである一方で、とても成熟した視点もお持ちの方」と賛辞を贈る。

 本作はカンヌ国際映画祭への出品をはじめ、世界各国の映画祭で上映された。井川は「すごくいい形で映画が広がっていく瞬間に立ち会えているなと実感しています」と興奮気味で、「本読みの際、私が想像をしていないような言い方をしてくださいと言われ、そのように話すと、シーンの色が変わるんです。すごいと思いました」と改めて団塚監督の感性に刺激を受けたという。

 そんな井川は「これから見てみたい景色」について聞かれると「来年私は50歳になるんです」と切り出す。隣に立っていた黒崎が「50歳ですか、まったく見えない」と目を丸くすると、井川は「そんな反応しないで」と突っ込みつつ「お母さんとして過ごす時間が長く、本当に久しぶりの映画参加だったんです。そして作品が公開されると、とても懐かしいなという気持ちと、呼んでいただいて嬉しいという気持ちが湧いてきました」としんみり。

 さらに井川は「50歳になったとき、今のような活動をしていると想像していなかったので、こうして自分が映画に参加できることを感謝しながら、これからも邁進していきたいです」と、今後の俳優業への思いを語る。同じ質問に黒崎は「僕はもう一度カンヌ国際映画祭に行きたいです。またあの景色が見たいです」と力強く語ると、会場からは大きな拍手が巻き起こった。(磯部正和)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT