綾野剛、舞台あいさつで汗止まらず…増量期で代謝アップ「安心してください」

綾野剛が25日、都内で行われた映画『愚か者の身分』の公開記念舞台あいさつに登壇。細身のイメージの綾野だが、この日はたくましい姿で登場。滝汗を流しながらジャケットを脱ぎ、思わず「体調が悪いわけではないです。安心してください」と観客に呼びかけた。イベントには、北村匠海、林裕太、山下美月、永田琴監督も来場した。
『愚か者の身分』は、西尾潤の小説を原作に、貧しさから闇ビジネスに関与することになった3人の若者を描くヒューマンドラマ。タクヤ(北村)とマモル(林)はSNSで女性に成り済まし、身寄りのない男性たちの個人情報を引き出しては戸籍を売買していた。あるときタクヤは、兄貴分の梶谷(綾野)の力を借りて、マモルと共に闇ビジネスから抜け出そうとする。
撮影を振り返りながら、和やかにトークが進む中、着ていた革ジャケットを脱ぎ、何度も汗を拭う綾野。この時、キャスト陣は「わたしのイチオシシーン」を語っており、林が「剛さんの汗です。梶谷の汗です」と発表すると、綾野は「今だ!」と笑いながら、「今日もトレーニングやって来てるんで、どうしても代謝が上がっちゃうんですよ。すいません」と頭を下げる。北村は「筋肉量がすごいから、すごい汗かくんですよ」とフォローした。
そんな中、林は「剛さんって汗を自力でかけるんですよ。芝居で出せるということです。剛さんのファンの方は知っている方もいらっしゃると思うんですけど、実は汗の質も変えられるんです」と紹介。「めっちゃ恥ずかしい」と笑う綾野を見て、北村は「それを聞いて剛さんが汗だくになってるんですけど」と報告し、会場の笑いを誘う。林は綾野が「ぬめっとした緊張感のある汗」と「車で逃げていくところは爽やかな汗」を使い分けていたことを知り、「そこまで操れる役者がこの世にいるんだ……と思いました。あらためて(綾野が演じる)梶谷の汗を観返したい」と希望した。
その言葉に綾野は「メイクさんの力を借りながら、“ぬめり”と“サラサラ感”を変えるというのはやりますね」と告白。また、「今は増量期なので、どうしても汗をかいちゃう」と明かし、「全然お気になさらず。体調が悪いわけではないです。安心してください」と呼びかけていた。(錦怜那)
映画『愚か者の身分』は全国公開中


