北川景子、もう一つの顔を持つなら「ライブで熱唱」 歌は苦手も「魂で歌っている」

俳優の北川景子が28日、都内で行われた主演映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)の完成披露試写会に登壇し、歌は“魂で歌うタイプ”であることを明かした。この日は、森田望智、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、田中麗奈、光石研、内田英治監督も来場した。
『ミッドナイトスワン』(2020)などの内田監督が、“真夜中シリーズ第二弾“として原案・脚本・監督を手掛けた本作は、借金取りに追われて東京に逃げてきた主人公・永島夏希(北川)が、二人の子供の夢をかなえようとドラッグの売人となり、危険な世界にはまっていく姿を描いたヒューマンサスペンス。罪とは何か、愛とは何か、その境界線を問いかける。
劇中、ほぼスッピンで関西弁を話す夏希を体当たりで演じた北川は「とっても一生懸命で、愛にあふれるいいお母さんだなと思いました。わたしも子供が二人おりますし、すごく共感しました」と明かし、「初めて脚本を読んだときの共感を大切に、シンプルに演じられました。難しいところは感情的になかったです」と撮影時を振り返る。一方で、「皆さん的には、ベラ喋りの関西弁を初めて聞くと思うので新鮮かもしれないですね」と語った。
また、作品にちなんで「もう一つの顔を持つとしたらどんな顔?」と問われた北川は、「ライブで熱唱」と答え、「今回、歌うシーンもあったんですけど、歌がとっても苦手なんです。人前で歌うとかもやったことないし、カラオケに行ってもタンバリンとかの担当なんです。夫が音楽をやっていて、さっくん(佐久間大介)もぶーさん(渋谷龍太)もやっていて、お客様の前で歌って、自分をわーっと表現できたら気持ちいいんだろうなと思って。憧れて書きました」と説明。
すると佐久間は「マジで、超気持ちいですよね」とにんまり。渋谷も「超~気持ちいいね」と同意し、北川の歌唱シーンについて「映画を観ていただいたらわかると思うんですけど、ものすごいじゃないですか。本当にすごい」と感想を語る。佐久間が「パワーが違いますよね」とうなずくと、北川は「技術とかじゃないから。魂で歌っているから」と話し、会場の笑いを誘った。
同じく歌唱が苦手だという森田は「本編で一番好きなのは、景子さんが熱唱するところです。歌の伝え方とか、表現者としてすごいなと思う」と感動。さらに、「泣かれるお芝居のときも直前までもケラケラケラケラしゃべっていて、(本番で)ワーってなって、またカットでケラケラケラケラ。それを何回もできるから本当に怖い」と北川の切り替えの早さにも驚いていた。(錦怜那)


