若きスプリングスティーンの葛藤と魂の旅路を描く『孤独のハイウェイ』特別予告が公開

ロックの英雄、ブルース・スプリングスティーンの若き日を描く映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』(11月14日全国公開)のオンライン特別予告映像が公開された。本編の見所を120秒に凝縮した今回の予告では、誰もが知る名曲「BORN IN THE U.S.A.」のレコーディングシーンが初めて解禁され、キャリアの岐路にあったスプリングスティーンの葛藤と、伝説の名盤「ネブラスカ」誕生の裏側が描かれている 。
【動画】『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』オンライン特別予告映像
本作は、1984年の大ヒット作「BORN IN THE U.S.A.」の前夜、成功の重圧の中で深い孤独と葛藤に揺れる1982年のスプリングスティーンを描く物語。主演は「一流シェフのファミリーレストラン」のジェレミー・アレン・ホワイト。猛トレーニングを経てスプリングスティーンを体現し、劇中で歌唱もしている。共演には、マネージャーのジョン・ランダウ役にジェレミー・ストロング、ギターテクニシャンのマイク・バトラン役にポール・ウォルター・ハウザーらが名を連ねる。監督は、アカデミー賞受賞作『クレイジー・ハート』のスコット・クーパーが務める。
公開された特別予告は、スプリングスティーン(ジェレミー)が世界的なトップへと押し上げられることになる「BORN IN THE U.S.A.」のレコーディングシーンで幕を開ける。実はこの名曲は、アルバム「ネブラスカ」の創作時期と同じ1982年に録音されていた。しかし、スプリングスティーンは「ネブラスカ」の世界観とは異なるとして、「Born in the U.S.A. は棚上げだ」とこの曲のリリースを保留にする決断を下す。映像では、ヒットシングルを求めるレコード会社に対し、スプリングスティーンが「俺たちはシングルじゃなく、アルバムで勝負してきただろ」と拒否し、最終的にカセットテープの原音のままで「ネブラスカ」をリリースすると表明する様子や、マネージャーのランダウがレコード会社の重役に対し「この場で君が信じなくても構わない。我々はブルースを信じる」と宣言する姿などが収められている。(加賀美光希)


