パンダパンダパンダ!映画『パンダのすごい世界』来年2月公開

東京・上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオとレイレイが中国に返還される来年2月、ジャイアントパンダの一生に迫る映画『パンダのすごい世界』 が公開される。
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愛らしい見た目と仕草で世界中の人々を虜にするジャイアントパンダ。1972年の初来日以来、日本でも愛され続けてきた。本作は、そんなパンダの一生に迫るドキュメンタリーで、中国映画界最大の賞とされる第38回中国金鶏賞の最優秀ドキュメンタリー/教育映画部門にノミネートされた。中国四川省、北京、香港に暮らすさまざまな年齢のパンダに密着し、誕生から成長の過程、野生への復帰の訓練、国際文化交流、老後の生活までを描く。あまり知られていないパンダの姿を映すだけでなく、繁殖・保護活動や“生きる化石”ともいわれるパンダの800万年にもおよぶ歴史も追求し、そのユニークな生態を記録した貴重な映像だ。
主な舞台は、四川省に点在するジャイアントパンダ保護研究センター。そのなかでもジャイアントパンダ保護区は広さ計9,200平方キロメートルにもおよぶ7つの自然保護区と9つの自然公園からなり、ユネスコの世界自然遺産にも登録されている。2023年まで上野動物園で過ごしたシャンシャンほか、日本から返還されたパンダたちがそれぞれ暮らしている場所でもあり、最近は日本から訪ねるパンダファンも少なくない。そこで野生復帰を目指す親子パンダ、双子パンダ、さらに、パンダ界のスターで世界一の人気を誇るホワホワなど、個性溢れるかわいいパンダが多数登場。シャンシャンや韓国で絶大な人気を誇ったフーバオも少し顔を見せる。
さらに、深い絆で結ばれたパンダと飼育員の姿も描かれる。彼らの献身的な努力によって、1980年代に1,100頭のみだった野生のパンダは、現在、1,900頭にまで増加。絶滅の危機を脱しつつあるパンダと人間の共生にも光を当てる。
映画『パンダのすごい世界』は2026年2月6日(金)より東京・TOHOシネマズシャンテほか全国順次公開。(北山郁)


