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吉永小百合、舞台挨拶前夜は「胃がしくしく」 124本目の映画初日迎える

木村文乃、天海祐希、吉永小百合、佐藤浩市、のん、工藤阿須加
木村文乃、天海祐希、吉永小百合、佐藤浩市、のん、工藤阿須加

 吉永小百合が31日、都内で行われた主演映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』(公開中)の初日舞台あいさつに登壇し、イベント前日の心境や体調を吐露した。この日は佐藤浩市天海祐希のん木村文乃若葉竜也工藤阿須加茅島みずき阪本順治監督も来場した。

【画像】吉永小百合、天海祐希、のんら圧巻的美の競演!

 “女性だけで海外遠征を”を合言葉に女子登攀クラブを設立し、1975年にエベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として、世界最高峰のエベレストの女性世界初登頂に成功した登山家・田部井淳子。生涯で76か国の最高峰・最高地点の登頂に成功した彼女の実話をもとに、エベレスト女性初登頂から晩年の闘病、余命宣告を受けながらも亡くなる直前まで山に登り続けた勇壮な生涯を壮大なスケールで描く。

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 大雨となったこの日、田部井淳子をモデルにした純子役で主演を務めた吉永は「皆様、今日はありがとうございます。このお天気の中、大変な思いをしてここに来ていただいたことと思います。とっても嬉しく思っております」と感謝の言葉からあいさつをはじめる。続けて、本作が「わたくしは124本目の映画になるんですけれども、昔はこのような初日の舞台あいさつなどはなかったんですね。ですから、ここのところ、こういう形で初日の舞台に出演させていただいて、(イベント前日は)毎回、次の日のことを思って胸がドキドキしてしまいます」と打ち明ける。

 さらに、「昨日は特に『明日は難しい天気になるだろう』という天気予報があったので、胃がしくしく痛む思いでした」と吐露する吉永。しかし、「準備から3年くらいかかって、やっと皆様のお目にかけるということは、とても嬉しいことです」と喜び、「今日はじっくり、この映画を楽しんでいただけましたらと思っております」と呼びかけた。

 作品にちなみ、「てっぺんの向こう○○がいる(ある)」というテーマのフリップトークがはじまると、佐藤はキャリア45年、100本以上の映画に出演していながら「『てっぺんの向こうに“てっぺん”がいた』。いくら歩めど頂に行けないのがこの世界」と渋い顔。のんは「『てっぺんの向こうに“お布団”がいる』。日々生きていく中で、毎日3度寝くらいするぞ! という気概で頑張っている」と答え、真面目な回答をした佐藤から「俺や天海(「てっぺんの向こうに“自分”がいる」)が言ったこと、どうなるんだよ」とツッコまれ、会場は笑いに包まれる。吉永は「てっぺんの向こうに“観客の皆様”がいる」と、本来はスタッフが動かすフリップを自ら動かして回答。気さくな人柄を垣間見せながら、本作を鑑賞する全ての観客に謝意を伝えた。(錦怜那)

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