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芦田愛菜、まるで王女!ピンクに染まった東京国立博物館に降臨

芦田愛菜
芦田愛菜

 俳優の芦田愛菜が5日、東京国立博物館で行われたアニメーション映画『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)のジャパンプレミアに登壇。主人公の王女スカーレットの声を務めた芦田はドレスアップし、王女さながらの姿で現れ、ファンの歓声に応えた。この日は岡田将生染谷将太宮野真守吉田鋼太郎斉藤由貴松重豊細田守監督も来場した。

【画像】美しすぎる…王女のような芦田愛菜

 映画『時をかける少女』『バケモノの子』などの細田守監督が“生きる”をテーマに描いたアニメーション。叔父クローディアス(役所広司)に父親アムレット王(市村正親)を殺された王女スカーレット(芦田)が、復讐を成し遂げて“見果てぬ場所”にたどり着かなければ虚無となる“死者の国”で、偶然出会った日本人看護師の聖(岡田)と冒険の旅に出る。

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 東京国立博物館は『時をかける少女』に登場する、細田監督にとっては原点ともいえる場所。この日、同館はスカーレットの髪色と同じ“ピンク”にライトアップされ、ドレス姿の芦田とスーツを着こなす岡田が2階のバルコニーに現れ、笑顔で手を振ると、会場には「可愛い~」「格好いい!」と歓喜の声があふれた。

 半そでのドレスをまとった芦田だが、外でのイベントだったため、「寒い中、お集まりいただいてありがとうございます」と観客や報道陣を気遣いつつ、「一生懸命、声を演じたスカーレットをどんな風に受け止めていただけるのか、とても緊張もありつつ楽しみです」とあいさつ。岡田は「声優が初めてで、僕自身チャレンジさせていただいたお仕事です。今日、やっと日本の皆様に観て貰えて嬉しいです」喜んだ。

 クローディアスの家臣の一人、ヴォルティマンドを担当する吉田はアフレコについて、「アニメファンの方々から“下手くそな声優でもない役者にやらせるな”みたいな辛口のご意見が出ることもあるんですが、今回は頑張りました」と自信を見せると、「愛菜ちゃんの声は芦田愛菜って言われないと分からない。素晴らしい。岡田くんは声を低くして、工夫されていてわからない。染谷くんは絶対にわからない。染谷は途中で変わっているんじゃないか、(本人は)やってないんじゃないかというくらい(わからない)」と太鼓判を押す。

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 芦田は収録前、細田監督から「“現代を生きている19歳”と“中世を生きる王女としての19歳”は覚悟や自覚が違うだろうから、その違いが出るといいな」と伝えられたそうで、「どうやってやればいいんだろうと悩みながら、中世を生きたジャンヌ・ダルクやエリザベス一世の作品に触れて作り上げていきました」と役づくりを振り返る。さらに、「体当たりじゃないとできないだろうっていうシーンもたくさんあって、声を吹き込むというよりかは、魂を吹き込むような気持ちで向き合わせていただきました」と吐露。

 最後に、本作を通して「意味を持って生きなきゃじゃなくて、生きること自体に意味があって、生きることは愛することなんじゃないかな」と感じるようになったという芦田は、「映画館の中で、生きること、愛することってどんなことだろう……と、スカーレットの生きる世界に思いを馳せながら一緒に考えていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。(錦怜那)

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