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坂口健太郎、自身の幼少期役・小野桜介の熱演に感謝“26回撮り直し”泣きのシーンを絶賛

『盤上の向日葵』熊澤尚人監督と、主人公・上条桂介を演じた小野桜介と坂口健太郎
『盤上の向日葵』熊澤尚人監督と、主人公・上条桂介を演じた小野桜介と坂口健太郎

 俳優の坂口健太郎が6日、都内で行われた映画『盤上の向日葵』公開御礼舞台あいさつに子役の小野桜介と登壇した。坂口は、自身が演じた主人公・上条桂介の幼少期を演じた小野にとって、今回が人生初の舞台あいさつだと聞かされると「めでたいこと」と声をかけ、小野との共演に笑顔を見せた。この日はメガホンを取った熊澤尚人監督も登壇した。

【画像】坂口健太郎、似てる?幼少期を演じた子役と対面!

 柚月裕子の同名小説を実写映画化した本作は、貴重な将棋の駒と共に発見された白骨死体の身元を調べる刑事たちが、駒の持ち主で容疑者となった天才棋士・上条桂介(坂口)の壮絶な過去や、賭け将棋で裏社会に生きた男・東明重慶(渡辺謙)との接点をめぐるミステリードラマ。

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 直接の共演シーンはなかった坂口と小野だが、映画全体のクランクアップ時に顔を合わせたといい、「緊張しました」という小野に、坂口は「緊張しないよ~」と笑顔で振り返る。そこで司会者から「大人になったら坂口さんになるわけですよね」と声をかけられた小野は、「僕はこんなイケメンじゃないです」と話し、照れくさそうに小野を見つめる坂口とのやりとりが会場を和ませた。

 坂口は「色の白さとか、僕とどことなく雰囲気とかが似ているなって思いました」と小野の印象を紹介。熊澤監督も「大きくなったら坂口さんになるっていうラインで(桂介の幼少期役を)選んだんです」と二人が似た雰囲気を持っていることに同調していた。

 そんな小野の演技について、坂口は「初号を観て、大変だっただろうなって思いました。幼少期の桂介の一番しんどいシーンを彼が担ってくれた」と、その頑張りを労う。一方の小野は、桂介の恩人・唐沢を演じた小日向文世とのシーンで、泣く演技を含む芝居を26回撮り直したと明かし「自分ではどうなっているかわからなかったけど、こうなっているんだと仕上がりを見て感動しました」と感想を述べると、坂口は「すごくいいシーンでした」と大絶賛。熊澤監督も「素晴らしかった」と小野の演技を褒めていた。

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 これまで映像の仕事はあまり経験がなかったという小野は、「初めての実写映画だったので、楽しかったです。一日中、将棋を指す練習をしました」としみじみ。「この作品が決まるまでは将棋をしたことがなかったので、将棋指導の飯島さん(将棋監修の飯島栄治)からすごく良かったと言われた時は嬉しかったです」と振り返った。さらに、桂介を苦しめる父親と成長した桂介が対峙するシーンについて「坂口さんがお父さんをボッコボッコにするシーンを見て気持ちがスッとしました。よしって思いました」とも明かして会場を笑わせていた。(取材・文:名鹿祥史)

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