福士蒼汰、警察ドラマ主演で緒形直人と初タッグ フジ1月期「東京P.D. 警視庁広報2係」放送

俳優の福士蒼汰が、2026年1月期のフジテレビ系・火9ドラマ「東京P.D. 警視庁広報2係」(毎週火曜・21時~21時54分)で主演を務め、緒形直人と初共演することが決定した。福士がフジテレビ制作の連続ドラマで主演を務めるのは「恋仲」(2015年7月クール)以来、約10年ぶりとなる。
本作は、広報と捜査現場の刑事による、意地とメンツ、対立と葛藤を描く完全オリジナルストーリーの社会派警察ドラマ。警視庁記者・報道記者の経験者が原案となり、広報という立場で事件解決に向けて奔走する姿を、事件発生時のメディアの裏側とともにリアリティーにこだわって描き出す。タイトルにある“P.D.”とは、Police Departmentの略。
東京の治安を司る警視庁の「広報課」は、大組織の情報の全てが集まる、組織の内側と外側の境界線となる部署。その守備範囲は広く、1係が庶務と音楽隊、2係が報道担当、3係がドラマへの協力やバラエティーなどメディア露出への対応や雑誌などを担当している。
福士が演じるのは、蔵前橋警察署の刑事から広報課2係に異動となる今泉麟太郎(いまいずみ・りんたろう)。刑事の花形、捜査一課の刑事になるために警視庁に入り、次の異動に自信を持っていたが、なぜか広報課配属となる。過去に起きた事件のトラウマから記者のことを嫌っていた今泉にとって、記者との関係性が深い広報課への異動は思いがけないものだった。
そして、緒形が演じるのは、広報課2係で係長を務める安藤直司(あんどう・なおし)。酒好きで宴会好きだが、元捜査一課の刑事らしく洞察が鋭い。抜けているように見えて、実は一番記者たちをコントロールしている切れ者で、異動してきたばかりの今泉を陰で支える存在。実は未解決事件に関係する、ある過去を抱えている。福士と初共演となる緒形は、「僕だけのマドンナ …and I Love Her」(2003年7月クール)以来、約22年ぶりにフジテレビドラマに出演する。
また本作では、フジテレビで初となる3つの試みに挑戦。1つは、複数の脚本家が集まって全体のストーリーや各話の構成などを共同で執筆する“ライターズルーム方式”の採用。2つ目は「広報課」を舞台にした連続ドラマの制作。そして3つ目は、動画配信サービス「FOD」との共同制作による、地上波と配信のコラボレーションドラマへの挑戦だ。本作は、2026年1月クールで「season1」を地上波ドラマとして放送後、FODで「season2」を独占配信する。キャスト・スタッフのコメントは以下の通り。(編集部・入倉功一)
福士蒼汰
ーー本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。
「“警視庁広報2係”というあまり知られていないことをドラマ化するのは面白いと思いました。本作のプロデューサーがメディアの記者出身ということで、台本を読み進めていくのも毎話楽しみにして読んでいます」
ーー台本を読んでみての印象はいかがですか?
「台本を読むまでは広報2係というものの存在や、実際に何をしているのかをあまり詳しく知らなかったのですが、“広報はこんな仕事をしていたんだ”という裏側や、メディアとの間にこんなつながりがあるんだなと知ることができて、とても面白く読ませていただきました」
ーーご自身が演じられる役の印象は?
「僕が演じる役はひょんなことから広報課に異動するのですが、やる気がめちゃくちゃあって、刑事になりたいというキャラクターです。なので、最初は広報って何をやっているところなのかという疑問を持ちながら動いていくのですが、その中でやる気と広報がかけ算されていい方向に向かっていくのかな?やっぱり捜査一課に入りたいのかな?みたいなキャラクターです」
ーー約10年ぶりのフジテレビ制作ドラマでの主演となりますが、いかがでしょうか?
「約10年ぶりと聞いて僕も驚きました。前回は『恋仲』と聞いて、当時22歳の月9でキュンキュンするようなドラマをやっていました(笑)。今回、10年ぶりに帰ってきて、そして緒形直人さんとご一緒できるということで、ドラマ自体も社会派でまた違った自分を見せることができるのではないかと思っています」
ーー最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「『東京P.D. 警視庁広報2係』は、広報の仕事内容や事件の裏側でのメディアの動き、そして広報メンバーの一人一人の登場人物がいろんな感情を持って動いているんだということが伝わる社会派ドラマになっていると思います。ぜひご覧ください」
緒形直人
ーー本作への出演が決まったときの思いをお聞かせください。
「僕はデビューがフジテレビ開局30周年記念作品の映画『優駿 ORACION』(1988年/東宝)という作品なので、実は僕はフジテレビ出身の俳優です(笑)! 久しぶりのフジテレビドラマ、頑張りたいなと思っています」
ーー台本を読んでみての印象はいかがですか?
「骨太で硬派な社会派ドラマができるのではないかなと思っています。広報は警察組織と記者の間に立たされた、繊細なポジションだと思っています。その辺りも見ている視聴者の皆さんがきっと面白く感じる作品になると思っています」
ーーご自身が演じられる役の印象は?
「元捜査一課の刑事で、ワケあって今は広報課にいます。無類の酒好きというキャラクターです(笑)。福士蒼汰さん演じる今泉をしっかりとフォローしながら、全力で事件に立ち向かっていきたいなと思っています」
ーー約22年ぶりのフジテレビドラマへの出演となりますが、いかがでしょうか?
「フジテレビの作品は恋愛ものが多いイメージなのですが、これだけ社会派な内容のドラマはなかなかないのではないかと思います。いいドラマを福士くんと作っていきたいなと思っています」
ーー最後に放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。
「警視庁の広報課が舞台のドラマをやります。あまり見たことがない側の作品だと思いますので、僕らも気合いを入れて臨んでいきたいと思います。ぜひご覧いただけたらと思います」
企画・原案・プロデュース:安永英樹(フジテレビ第3スタジオ)
日々、さまざまなテレビ、新聞などのメディアやSNSで事件や事故のニュースを見聞きしない日はないと思います。では世の中に影響を与えかねないその情報はどうやって世に出ているのか? それは正しい情報なのか? 捜査当局やメディアの恣意(しい)的なものになってはいないだろうか?その時に警察組織にとってなくてはならない重要な存在が広報課です。事件事故の広報はもちろん、組織のPRもする一方で組織を守るためにも奔走し、“世間”“メディア”と“組織”の間で揺れ動く警視庁の広報課のあまり知られてこなかった物語が、ここにあります。


