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板垣李光人「ばけばけ」で気持ちがぐちゃぐちゃになったシーン

「ばけばけ」より板垣李光人演じる雨清水三之丞
「ばけばけ」より板垣李光人演じる雨清水三之丞 - (C)NHK

 現在放送中の期連続テレビ小説「ばけばけ」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)に出演している俳優の板垣李光人が、朝ドラ初出演の心境や演じる雨清水三之丞、北川景子との母子役との共演について語った。

【画像】転落していく雨清水の三男・三之丞

 朝ドラ113作目の「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、作家・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがモデルのオリジナルストーリー。島根や熊本などを舞台に、急速に西洋化が進む明治日本の中で埋もれていった人々や、怪談を愛する夫婦の何気ない日々を描く。

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 板垣が演じるのは、松江藩で名をはせる上級武士だった雨清水家の三男・三之丞。主人公トキ(高石あかり※高=はしごだか)ら松野家の親戚にあたり、トキの2歳下。家の事業が失敗し、父・傳(堤真一)が亡くなると工場も倒産。家をなくし、母タエ(北川景子)は物乞いとなり明日をも知れない極貧の生活を余儀なくされていく。

 板垣は、NHK大河ドラマでは「花燃ゆ」(2015)、「青天を衝け」(2021)、「どうする家康」(2023)の3作に出演しているが、朝ドラへの出演は初。板垣は、朝ドラ出演が決まった際の気持ちについて「朝ドラは初出演になります」とした上で、「大河がご縁となって今回の『ばけばけ』という作品につながりました」と、過去の共演経験が今回の出演に繋がったことを明かす。大河と並ぶ看板番組への参加に喜びを感じており、最初に伝えた両親がいつも以上に喜んでくれたことが「感慨深い」と語る。

 三之丞と母・タエの関係について板垣は、「時代に翻弄された家族でした」と分析。時代のなかですれ違ってはいるが、お互いに親子の愛情はあると捉えており、今後苦しい環境の中で「昔の状況のままだったら芽生えないような母と子のつながりが生まれていきます」と述べる。また、三之丞は苦しい生活の中でも母の「人に使われるんじゃなくて人を使う仕事に就きなさい」という言葉を「一心に叶えようとする姿」が魅力だとも。

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 ヒロインのトキからお金を受け取った後の三之丞の気持ちについては「ぐちゃぐちゃでした」と表現。大金による状況好転への「微かな期待や高揚」と同時に、身内から施される「情けなさ」や「自分の無力さ」など、ドラマで描かれていない部分でも葛藤し、ろくに眠れていなかっただろうと想像して演じたという。三之丞がそのお金をどう使ったかについては、「母を守るため、そして雨清水家の尊厳を守るために、お金を使うという判断をしたのだと思います」と語っている。

 作品の魅力については「このドラマは派手な出来事が起こるわけではありません。でもそこにリアリティがある」と指摘。映像やライティングも含めてリアルを切り取っていることから「これまでの作品と違う新しい朝ドラなのじゃないかなと思います」という板垣。ヒロインと同様に激動の人生を歩む雨清水家についても触れ、「この物語の中で三之丞とタエさんがどういう結末を迎えていくのか、僕自身も視聴者的な目線で楽しみにしていますので、皆さんも楽しみにしてください」とメッセージを送った。

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