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映画前売券販売のメイジャーの歴史を知るポップアップイベント開催!

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メイジャーの歴史を前売券を通じて振り返る「MAJOR POP UP EVENT!」
メイジャーの歴史を前売券を通じて振り返る「MAJOR POP UP EVENT!」

 「映画前売券のことならメイジャー」のコピーで知られる株式会社メイジャーが主催する「MAJOR POP UP EVENT!」が銀座7丁目の銀座メディカルビル1階で開催中だ。メイジャーの歴史を前売券を通じて振り返るイベントとなっており、会場では映画前売券の歴史パネル展示、公開予定の映画の大型ポスター展示、エンタメプリントとのコラボによる来場者プレゼント、グッズ販売、前売券販売などが行われている。

【画像】「MAJOR POP UP EVENT!」の様子

 本イベントを主催するのは、長年にわたって映画の前売券販売を支えてきた株式会社メイジャー。同社の西牧昭社長自身が「僕たちは黒子。縁の下の力持ち的な感じで、どうやって映画館にお客さまを呼び戻せるか、ということに注力してきた」と語るように、映画配給会社の代理店的な役割を果たしてきた。

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西牧昭社長
メイジャーの西牧昭社長

 1972年に前身となる「メイジャー企画株式会社」が設立され、配給会社から映画前売券の販売業務を受託。2年後には「メイジャーエンタープライズ株式会社」に変更。映画宣伝、デザイン部を設け、前売券販売の営業、映画宣伝、デザインの3本柱を軸に活動するようになった。そして1980年には「メイジャー株式会社」として映画総合代理店として、現代の礎を築いていった。

 当時の取引先は500社を超える一般企業、公共機関、団体、都内主要プレイガイドなど。特に映画は、企業の福利厚生として人気が高く、初期の頃は、企業の組合や生協などにチケットを預けて、売れた分だけ支払いをしてもらう“富山の薬売り”のようなやり方で販売数を増やしていった。「一人一人が営業マンであり、マンツーマンの宣伝マンだった」と西牧社長が振り返るように、かつては営業担当者が一人一人企業に出向き、その映画の面白さを熱く語ることでチケットを売っていったという。また小中学校向けの映画鑑賞教室なども盛んだった頃で、学校の体育館や、市民ホールでの上映会など、さまざまな形で映画を広めることに寄与した。

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 その後も、全国共通券の普及、シネコンの登場、インターネット予約に対応したムビチケカードへの変遷など、前売券を通して映画業界の歴史を振り返ることができる展示となっている。

 またメイジャーといえば、前売券販売業務とともに、映画宣伝会社としても知る人ぞ知る存在だった。東映の『宇宙戦艦ヤマト』を筆頭に、歴代のスタジオジブリ作品や、ピクサー映画など数多くのアニメ作品を手がけ、「アニメのメイジャー」と呼ばれていた。その他『未知との遭遇』や『セブン』など実写洋画作品の宣伝も数多く手掛けるなど、当時の映画業界から厚い信頼を寄せられていたが、2004年に惜しまれながら宣伝業務は終了。当時在籍していたスタッフの多くは、今でも映画業界で活躍している。

 今回の展示会について西牧社長は「やはりわれわれはずっと黒子でいた会社なので。次の世代の人たちどうやってつないでいこうかと考えた時に、対外的なスポンサーの方々はもちろんのこと、意外と自分たちの会社の人間ですら、会社の細かい歴史を知らなかったりもするので。今回がメイジャーの歴史を知ってもらえる機会となればいいなと思いました」とその思いを語った。(取材・文:壬生智裕)

「MAJOR POP UP EVENT!」は11月26日から11月29日まで銀座メディカルビル1階(湖山医療福祉グループ)で開催(入場無料・13:30~19:30 ※29日のみ11:00~18:00)

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