ADVERTISEMENT

小栗旬が三谷ドラマに蜷川幸雄役でサプライズ出演!「まさかこのような役をお受けする日が来るとは」

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」より小栗旬演じる蜷川幸雄氏
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」より小栗旬演じる蜷川幸雄氏 - (C)フジテレビ

 三谷幸喜脚本・菅田将暉主演のフジテレビ系ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(毎週水曜・22時~)の26日放送・第9話に、小栗旬蜷川幸雄氏役でサプライズ出演した。小栗は、20歳の時に蜷川氏演出の「ハムレット」(2003年)に起用されて以来蜷川作品に欠かせない存在となり、小栗は出演にあたり「まさかこのような役をお受けする日が来るとは思っていませんでした。蜷川さんと過ごした日々を思い返しながら、私が出会った蜷川さんよりも若い頃の蜷川幸雄を想像し、自分の中にある蜷川さんの面影を追いかけるように演じさせていただきました。このような機会をいただけたことを本当に心から感謝しております」とコメントを寄せた。

【画像】藤原竜也、小栗旬らが参列 蜷川幸雄さん告別式

 本作は1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、脚本を手掛けた三谷の青春時代の思い出を題材にしたオリジナルストーリー。劇団演出家・久部三成(くべ・みつなり/菅田)は渋谷・八分坂にあるWS劇場を「東京で一番の劇場にする」と高らかに宣言し、八分坂の人々とともに理想のシェイクスピア劇を作ろうと奔走。今はクベ版「冬物語」を上演中だが、客足は伸びないどころかトラブルは後を絶たず、劇場閉鎖の足音は着実に近づいていた。今夜26日放送の第9話では、追い打ちをかけるかのように劇団員のトニー(市原隼人)が警察に連行される事件が起き、久部は窮地に立たされる。

ADVERTISEMENT

 小栗は、クベ版「冬物語」を食い入るように見つめる男として登場。顔の見えないその男は上演後、巫女の樹里(浜辺美波)に近づき「ちょっと伺いたいことが」と話しかける。ほどなく、「あなたに会いたいっていう人がテンペスト(ジャズ喫茶)で待ってます」と樹里に告げられた久部が入店すると、そこで待っていたのはレジェンド演出家・蜷川幸雄氏だった。「今日の舞台。観させて頂きました」とにっこり笑顔を見せる蜷川氏。敬愛してやまない彼を前にした久部は、感動のあまり震えが止まらず……。

 蜷川氏役として告知無しのサプライズ出演となった小栗。1984年当時、若者中心に熱狂的なファンを持つカリスマ演出家だった蜷川氏は、1970年代より「ロミオとジュリエット」「リア王」「ハムレット」「マクベス」といったシェイクスピア劇を上演。2016年5月12日に肺炎による多臓器不全のため亡くなった。「もしがく」で時空を超えたコラボレーションが実現し、12月10日放送の第10話に続く(※12月3日は放送休止)。

 なお、小栗は三谷脚本の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年、NHK)の主演を務め、来年には三谷作・演出の舞台「いのこりぐみ」(1月30日より上演予定)への出演も控える。菅田とは月9ドラマ「リッチマン、プアウーマン」(2012年、フジテレビ系)、映画『銀魂』シリーズ(2017年他)、映画『キャラクター』(2021年)などで共演している。(石川友里恵)

≪協力≫ニナガワカンパニー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT