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ノーラン監督、新作『オデュッセイア』はIMAXカメラを1台も破壊せずに撮影できた

IMAXカメラを構えるクリストファー・ノーラン監督
IMAXカメラを構えるクリストファー・ノーラン監督 - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

 新作映画『オデュッセイア』で史上初となる全編IMAX(R)カメラ撮影を敢行した鬼才クリストファー・ノーラン監督は、 カメラを1台も破壊することなく撮影を終えることができたという。ノーラン監督がEmpireに明かした。

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 映画『ダークナイト』(2008)で初めてIMAXカメラを導入し、映像革命を起こしてきたノーラン監督。一方でその代償は大きく、『ダークナイト』では当時世界に4台しかなかった50万ドルの超高額IMAXカメラを盛大に破壊し、『ダンケルク』(2017)ではIMAXカメラを丸ごと水没させたこともある。

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 今回、IMAX(R)カメラで全編を撮影する贅沢な試みに挑んだノーラン監督は「私は今作でIMAXカメラを破壊していません。これまで何台か壊したことはありますが、この作品のカメラは生き残りました」と誇らしげに報告する。

 『オッペンハイマー』でアカデミー賞撮影賞に輝いた名撮影監督ホイテ・ヴァン・ホイテマと再びタッグを組む本作。ノーラン監督は、本作のために新たなIMAXフィルムカメラを開発しており、カメラの騒音問題を解消した。そのため、俳優の顔から30センチの距離で囁き声を撮っても、カメラの音が妨げにならないという。

 『オデュッセイア』は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる英雄叙事詩に基づく神話的アクション超大作。主演はノーラン監督と3度目のタッグとなるマット・デイモンで、トム・ホランドゼンデイヤアン・ハサウェイルピタ・ニョンゴロバート・パティンソンシャーリーズ・セロンジョン・バーンサルら主役級キャストが共演に名を連ねる。2026年7月17日に全米公開を予定しており、日本でもビターズエンド配給で2026年に劇場公開される。(編集部・倉本拓弥)

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