映画『終点のあの子』20歳未満飲酒騒動で声明 今森茉耶が出演予定だった「シーンや明確なセリフを見直し」

2026年1月23日公開予定の映画『終点のあの子』製作委員会は17日、出演者の1人に未成年飲酒が発覚したことを受け、公式Xで声明を発表した。同作には、20歳未満の飲酒行為があったとして所属事務所とのマネジメント契約を解除された俳優・今森茉耶(19)が出演予定だった。
製作委員会は書面にて「先般、本作出演者の1人が、未成年飲酒という事実を所属事務所(現在は退所)から報告を受けました」と伝え、「まず、当該出演者の役どころはメインキャストではございません。物語の本筋や重要なセリフに関わる役ではなく(クラスメイトの1人)、更に編集後においても映りが少ない状態となっておりました」と説明。
対応については「諸般の状況を鑑みまして、そこから更に出演シーンや明確なセリフを見直し、調整をしました。『数秒単位の変更』ですので、物語やクオリティーに影響しないと監督も判断し調整させていただきました」と発表。「どんな役であろうとも、画に関与している以上、全く意味のない役というものは存在しません」と補足している。
さらに、製作委員会は「本作は多くの方のご賛同・ご協力の元成り立っております。また10代の学校生活を主体としている内容であることからも、多くの学生や教職員の方々への広がりを期待しており、観ていただきたい作品です。ここまで約9年の歳月をかけて制作してきたことからも、簡単な判断ではなく、葛藤もありながら決断に至ったことを何卒ご理解いただけましたら幸いです」ともつづっている。
『終点のあの子』は、狭い世界に固執する私立女子校を舞台に、女子高校生たちの痛くて切ない青春時代を描くストーリー。メインキャストには當真あみ、中島セナ、平澤宏々路、南琴奈が名を連ねており、『スノードロップ』の吉田浩太が監督・脚本を手がけた。(藤田良太)


