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齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお、東野圭吾原作アニメ『クスノキの番人』声優に決定 予告映像も公開

『クスノキの番人』声優に決定した齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお
『クスノキの番人』声優に決定した齋藤飛鳥、宮世琉弥、大沢たかお - (C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会

 累計発行部数100万部を突破する東野圭吾の小説を初アニメーション化する、映画『クスノキの番人』より、本ビジュアル、予告映像、追加声優キャストが発表された。主人公・直井玲斗役の高橋文哉と、叔母・柳澤千舟役の天海祐希に続き、新たに齋藤飛鳥宮世琉弥大沢たかおが参加する。

【動画】『クスノキの番人』本予告映像

 本作は「その木に祈れば願いが叶う」と伝えられるミステリアスな“クスノキ”と、その“番人”となった青年の物語。理不尽な解雇により職を失い、追い詰められた末の過ちで逮捕された玲斗(高橋)は、亡き母の腹違いの姉だという千舟(天海)から月郷神社の“クスノキの番人”になることを命じられる。戸惑いながらも仕事を引き受けた玲斗は、様々な事情で神社を訪れる人々との出会いで、少しずつ世界が変わっていく。しかし、彼の知らないクスノキが持つ本当の力は、やがて彼の人生をも巻き込み、思いもよらぬ真実へと導いていく。

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 齋藤が声を担当するのは、家族に秘密でクスノキへ通う父の秘密を探ろうと玲斗に協力を求める女子大生・佐治優美役。オーディションで選ばれ、本作で長編アニメーション映画の初声優を務める。

 齋藤は「声だけで想いを届けるという表現に向き合う日々は、とても新鮮で、今の自分にとってかけがえのない時間となりました」とコメント。自身が演じる優美について「明るくまっすぐで、人との距離を自然に縮められるような、柔らかさのある女の子です。最初はその元気な一面が印象に残りましたが、演じていくうちに、その胸の奥にある、大切な人を思いやるやさしさに触れていきました」とし、「彼女が家族とどう向き合っていくのか。その関係性の変化にもぜひ注目していただけたら嬉しいです」と語っている 。

 同じくオーディションで選ばれた宮世は、老舗和菓子メーカーの跡取り息子で家業継承のためクスノキへ通う、大場壮貴の声を担当。「声だけで感情を届けるお芝居の難しさもありましたが、大場壮貴という役と真っ直ぐに向き合うことで、多くの気づきや学びを得ることができたと思います」と手応えを明かしている。

 そして大沢が担当するのは、クスノキへ祈念に来る常連で、物語に深く関わる佐治寿明役。大沢がアニメ作品の声優を務めるのは『おおかみこどもの雨と雪』(2012)以来となる。大沢は、演じた寿明について「一見するとごく普通の父親に見えるかもしれません。けれどその”普通”の中には、家族への深い想いや、言葉にしきれない葛藤が息づいていて、人間らしさがにじんでいる」と語り 、作品の魅力について「原作には大人の視点が丁寧に描かれており、そのまなざしがアニメにもきちんと反映されています」と述べている 。

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 予告映像では「クスノキの番人」となった玲斗が、さまざまな事情でクスノキを訪れる人々と出会い、クスノキの秘密に迫っていく様子が描かれている 。また、合わせて公開された本ビジュアルは、満月の下で神秘的な光を宿すクスノキを中心に、その番人となった玲斗と、番人を命じた千舟、クスノキを訪れる人々の姿が描かれた、物語の広がりを感じさせる仕上がりとなっている。監督は「僕だけがいない街」の伊藤智彦、脚本は「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓が手掛け、アニメーション制作を A-1 Pictures / Psyde Kick Studio が担当する。追加キャストのコメント全文は以下の通り。

映画『クスノキの番人』は2026年1月30日より全国公開

齋藤飛鳥(佐治優美役)

声優としての出演は初めてでしたが、声だけで想いを届けるという表現に向き合う日々は、とても新鮮で、今の自分にとってかけがえのない時間となりました。アフレコでは、伊藤監督からさまざまなディレクションをいただきながら、少しずつ役との距離を縮めていけたように思います。
私が演じる佐治優美は、明るくまっすぐで、人との距離を自然に縮められるような、柔らかさのある女の子です。最初はその元気な一面が印象に残りましたが、演じていくうちに、その胸の奥にある、大切な人を思いやるやさしさに触れていきました。彼女が家族とどう向き合っていくのか。その関係性の変化にもぜひ注目していただけたら嬉しいです。
物語の中で描かれる「祈る」という行為には、深い意味が込められていると思います。誰かのために祈り、その想いが確かに届くということに、シンプルでありながら、とても力強いメッセージを感じました。この作品に込められた“祈り”が、観てくださる方の心にも届くことを願っています。

宮世琉弥(大場壮貴役)

原作小説を読み終えたとき、「本当にこの世界にクスノキがあったらいいのに」と心から思いました。声だけで感情を届けるお芝居の難しさもありましたが、大場壮貴という役と真っ直ぐに向き合うことで、多くの気づきや学びを得ることができたと思います。
壮貴は、期待や責任に押しつぶされそうになりながらも、自分の進む道を探して懸命にもがく青年です。彼の繊細な心の動きに触れるたび、自然と自分の中にも似た思いが湧き上がってきて、役との距離が少しずつ近づいていくのを感じました。
作品のイメージから「難しそう」と感じる方もいるかもしれませんが、小さなお子さんでも楽しんでいただける作品になっていると思います。誰かの記憶や気持ちが、今を生きる人へとそっと手渡されていく──そのあたたかさを、スクリーンを通して感じていただけたら嬉しいです。

大沢たかお(佐治寿明役)

『クスノキの番人』は何気ない日常に宿る感情や、人と人との関係性が丁寧に紡がれていく作品です。そんな物語の一端を、役者として担えることを心から光栄に思います。
佐治寿明は、一見するとごく普通の父親に見えるかもしれません。けれどその"普通"の中には、家族への深い想いや、言葉にしきれない葛藤が息づいていて、人間らしさがにじんでいる。きっと多くの方が、ご自身や大切な誰かを重ねて感じていただける人物だと思います。
原作には大人の視点が丁寧に描かれており、そのまなざしがアニメにもきちんと反映されています。誰かに想いを託すこと、これまでに受け取ってきたものを静かに振り返ることーーそうしたテーマが、そっと心に響いていく。どの世代の方にもすっと寄り添ってくれるような懐の深さも、この作品の大きな魅力だと思います。

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