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板垣李光人、実写映画初主演 背筋のホラー小説『口に関するアンケート』清水崇監督が映画化

『口に関するアンケート』ティザービジュアル
『口に関するアンケート』ティザービジュアル - (C)2026 映画「口に関するアンケート」製作委員会

 映画『近畿地方のある場所について』(2024)の原作者・背筋によるホラー小説「口に関するアンケート」(ポプラ社刊)が実写映画化され、2026年に全国公開されることが決定した。NHK連続テレビ小説「ばけばけ」にも出演中の板垣李光人が、実写映画単独初主演を飾る。監督は、『呪怨』シリーズなどJホラー界の第一人者である清水崇が務める。

【動画】菅野美穂、絶叫&ぶち切れ!ホラー映画『近畿地方のある場所について』

 著者の背筋は、デビュー作「近畿地方のある場所について」で「このホラーがすごい!2024年版」1位を獲得し、モキュメンタリーホラーブームの旗手となった人物。昨年夏に菅野美穂赤楚衛二の主演で実写映画化されると、興行収入15.5億円を突破する大ヒットを記録した。

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 そんな背筋が2024年9月に発表したホラー小説「口に関するアンケート」は、一度見たら忘れられない手のひらサイズの装丁と、たった60ページという短い物語の中で恐怖を味わえる“新感覚な読書体験”が話題に。SNSを中心に「小さすぎて逆に怖い」「怖すぎて人に薦めたくても薦められない」「読んだ感想を何一つ言えない」と拡散され、「2025年 上半期ベストセラー」や「このホラーがすごい!2025年版」で第4位になるなど、発売から1年が経った今も注目を浴びている。

 心霊スポットとして知られる墓地に肝だめしに向かった大学生たち。翌日、1人の女子大生が忽然と姿を消した。残されたのは墓地を訪れた5人の大学生たちが語る“不可解な証言”だけ。あの夜、いったい何が起きていたのか。証言から導かれるその“真相”を知った者には、何が起きるのか……。

 主演の板垣は、墓地へ肝試しに行こうと言い出した大学生グループの一人・村井翔太役を務める。「原作から感じた、あの衝撃的な感覚を映画を観た方々にも味わっていただきたい。その想いをもとに映画だからこその体験をしていただくべく、監督をはじめとしたスタッフ、キャスト全員で創り上げました」と意気込んでいる。

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 清水監督は、背筋からの映像化のオファーを受けて「こんな小さな薄い本で!? って……でも背筋さんの世界に触れてみたかったし、板垣くんとも組んでみたかったので、引き受けました。……今思えば、あれがいけなかったのかもしれません……映画を最後までお楽しみいただけたら幸いです。では、もぅいきますね」と不穏なコメントを残している。

 板垣、清水監督、原作者の背筋、企画・プロデューサーを務める田口生己のコメント全文は以下の通り。(編集部・倉本拓弥)

板垣李光人(主演)

背筋さんの原作を拝読した際、自分が抱くホラー小説の概念が覆されました。この全く新しい読書体験を映像化するという挑戦に、自らが参加できることを光栄に思います。世界中に恐怖の風を吹かせてきた清水監督指揮のもと、村井翔太として生きた時間は苦しくも貴重で、楽しいものでした。自身が原作から感じた、あの衝撃的な感覚を映画を観た方々にも味わっていただきたい。その想いをもとに映画だからこその体験をしていただくべく、監督をはじめとしたスタッフ、キャスト全員で創り上げました。大学生たちが語る証言は何を意味するのか、果たしてどんな"災い"をもたらすのか。それはあなた自身で、お確かめください。きっと誰かに話したくなるはずです。

背筋 (原作)

清水崇監督によるホラーと聞いてなにを思い浮かべるでしょうか。

『呪怨』シリーズ、『◯◯村』シリーズ、『ミンナのウタ』、『あのコはだぁれ?』……。
世代や嗜好性によって清水作品の印象は変わるのかもしれません。裏を返せばそれは、長きにわたってホラーというフィールドで多くの挑戦を重ねてきたことの証左とも言えます。
根底に流れる哲学は同じながらも、色々な描き方で恐怖を表現する監督。その手にかかったとき、『口に関するアンケート』はどのような映画になるのか。
ファンとして、原作者として想像が止まりません。しかし、同時にそれが無駄なことだともわかっています。きっと私には想像もつかないような、新しくて怖くて面白い映画に仕立てられるのでしょうから。
この映画が世のホラー好きにとっての、そして私にとっての新たな「清水崇監督によるホラー」になることを楽しみにしています。

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清水崇(監督)

映画監督の清水崇といいます。
まず背筋さんの原作を映画化って依頼を受けて、思いました。何故、僕なんだろう? こんな小さな薄い本で!? って……でも背筋さんの世界に触れてみたかったし、板垣くんとも組んでみたかったので、引き受けました。
……今思えば、あれがいけなかったのかもしれません……
シンプルで短く“読み物でこそ!”の原作を、長編映画として見応えあるものに仕立て直したくて、原作を読んだ方にも読んでない方にも楽しんで欲しくて、脚本家の山浦さんやプロデューサー陣と打合せを重ねました。背筋さんにも意見を聴きながら……それはもぅ…楽しくて楽しくて………
撮影は、思いのほか順調で、有意義な体験でした。
……あっやっぱり、全部お話しなくちゃいけませんよね?……でもそれは映画を観ていただく方の楽しみを奪いかねないので、僕はこの辺で……映画を最後までお楽しみいただけたら幸いです。では、もぅいきますね

田口生己(企画・プロデューサー)

その得体のしれない恐怖は、原作本を手に取った時からもう始まっていました。

途切れることのない緊張感、想像しただけで身の毛もよだつ恐怖、あっと言わせる展開、小説という枠を超えた“背筋さん”というエンタメにどっぷりと引きずり込まれました。
そんな「口に関するアンケート」を劇場体験としてさらに面白く描いてみたい、その機会が得られたことにとても興奮しています。脚本制作は楽しくも、とても困難なものでしたが、背筋さんとも沢山会話を重ね、ワーナー・ブラザースの作品として自信をもって皆様にお届けできる脚本が出来上がりました。
主人公は、板垣李光人さんです。『はたらく細胞』という映画でもご一緒していますが、どんな役にもすっと入り込めるその抜群の感性が大好きな俳優さんです。今作では、見えない恐怖や複雑な心の揺らぎを繊細に演じ切ってもらいました。

皆さんに楽しんでもらえる映画にするべく、清水監督と共に制作に励んでおります。
でもこの映画の結末を話すべきかは、ご覧になった皆さんでご判断ください。
では、失礼します。

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