「豊臣兄弟!」仲野太賀、信長・小栗旬に脱帽「強い男のオーラがある」

俳優の仲野太賀が8日、NHK放送センターで行われた2026年1月4日スタートの大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」第1回試写会&会見に、池松壮亮、制作統括の松川博敬、チーフ演出の渡邊良雄と共に出席。主演で臨む大河ドラマの題字を見て熱いものを感じたことを明かしていた。
本作は戦国乱世を舞台に、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と言わしめた天下一の補佐役・豊臣秀長の目線で戦国時代を描くサクセスストーリー。脚本を「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」の八津弘幸が務める。
第1話を観た感想について、仲野は「最初に大河ドラマの題字がバーンと出たとき、熱くなるものがありました」と明かし、主演として臨む大河ドラマへの高揚感がわいてきたというと「これまでの半年間、チームで『絶対に世の中の皆様に楽しんでもらいたい』と思ってやってきましたが、そんな思いに応えられる力強い作品になったのではないのか」と胸を張って言える出来だったと評価する。
第1話から殺陣のシーンが多数登場する。仲野は「戦国時代の物語なので、これからも殺陣のシーンはたくさん出てきます」と語ると「せっかくやるからには殺陣にもこだわりたいということで、クランクインの3か月前ぐらいから部活のように練習をしていました。特に壮亮くんは、殺陣の経験があったので、いろいろなアドバイスをいただきながら『豊臣兄弟!』ならではの殺陣を追及しています」と見どころの一つに挙げていた。
また、小栗旬が演じる織田信長が、第1話から強烈な個性を発揮する。まだ何者でもない小一郎(のちの豊臣秀長)を演じる仲野は、ほとんどのシーンで泥だらけだが、小栗から「汚ねぇな(笑)」と、衣装や体の汚れぶりを突っ込まれたというと「旬さんとはちゃんとお仕事でご一緒するのが初めてだったのですが、旬さんが演じている織田信長には圧倒的な説得力を感じますし、旬さんにしか出せない強い男のオーラ、覇気みたいなものがある。このドラマの信長公は旬さんしか考えられないほど格好いい」と脱帽。
信長は今後も圧倒的存在感を発揮すると語った仲野は「本当に旬さんの信長には、我々兄弟は酷い目にあわされるので、楽しみにしていてください」と期待をあおる。豊臣秀吉役の池松も「俳優として第一線で活躍されている小栗さんの人生と、織田信長という人の人生がリンクするような瞬間を、日々目の前で見させてもらって感動しています。とても大きな器、おおらかさ、そして何よりもカリスマ性が、この物語をどんどん引っ張ってくれています」とドラマにおける影響力の大きさをしみじみ語っていた。(磯部正和)


