『LOTR』イライジャ・ウッド、浪川大輔を“公認声優”に認定 新作映画でのフロド再登場示唆
東京コミコン2025

映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで主人公・フロドを演じたイライジャ・ウッドが7日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2025」セレブステージにサム役のショーン・アスティンと出席。ステージに駆けつけたフロドの日本版声優・浪川大輔と初めて対面し、自ら浪川を“公認声優”に認定した。
【画像】『ロード・オブ・ザ・リング』フロド&サム、日本で再会!
25年前からイライジャの吹き替えを担当している浪川は、念願の初対面に「お会いできて本当に嬉しいです」と感無量な様子を見せる。イライジャに自己紹介した後、「15作品ぐらい(吹き替えを)担当していてるのですが、今後も僕が続けてよろしいでしょうか……?」と尋ねると、イライジャは「ぜひお願いします!」と即答。本人から正式に認められた浪川は「公認です!」とはしゃいでいた。
ちなみに、浪川は映画『グーニーズ』のソフト版でショーン演じるマイキーの吹き替えも担当している。イライジャに続いて「ショーン・アスティンさんも今度ぜひやりたいのですが……?」と本人に許可取りすると、ショーンは「ダメです!」と冗談まじりに回答。「お元気ですか?」「どういたしまして」と知っている日本語を話し、「自分で(吹き替え)できます!」と会場を笑わせながら、「日本のみなさんと純粋に繋がりたいので、ぜひお願いします!」と浪川に返していた。
『ロード・オブ・ザ・リング』は、2027年12月17日に新実写映画『ザ・ロード・オブ・ザ・リングズ:ザ・ハント・フォー・ゴラム(原題) / The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum』が全米公開予定となっている。タイトルの通り、同作はゴラムがメインとなる作品で、ゴラム役のアンディ・サーキスが監督を兼任。『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』三部作を手がけたピーター・ジャクソン監督も製作総指揮に名を連ねている。
キャスト発表はまだだが、魔法使い・ガンダルフ役のイアン・マッケランは先日、同作にフロドとガンダルフが登場することをロンドンのファンイベントで明言していた。改めて、フロド再演について問われたイライジャは「私の方では肯定も否定もできないのですが……」と言葉を濁しながらも、「とある魔法使いが最近、フロドとガンダルフが出ることを示唆していましたね」とイアンの発言に触れる形でカムバックをほのめかした。
またイライジャは、サーキス監督が手がける新作について「アンディ自身が新作を牽引し、ゴラムの視点からストーリーを語ることになります。みなさんがご覧になっていないような情報もたくさん出てくると思いますし、そもそも、なぜ(スメアゴルが)ゴラムになってしまったのかというバックストーリーも解き明かされるでしょう」と期待をあおっていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「東京コミコン2025」は12月7日まで幕張メッセで開催中


