竹内涼真、社交ダンス初挑戦で「地獄みたいな気持ち」も 32歳までの1年間を捧げる

竹内涼真が17日、都内で行われたNetflix映画『10DANCE』配信記念イベントに登壇。社交ダンス未経験ながらダンサー役に挑んだ胸中や、過酷な撮影を振り返った。この日は、竹内と共にダブル主演を務めた町田啓太、大友啓史監督も来場した。
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競技ダンスをテーマに、男性同士の愛とダンスの物語を描いた井上佐藤の漫画を実写映画化した本作。ラテンダンスの日本チャンピオン・鈴木信也(竹内)と、スタンダードダンスの日本チャンピオンで世界2位の記録を持つ杉木信也(町田)。共に信也という名前で、生き方も性格も対照的な二人のダンサーが、ラテンとスタンダード各5種を競い合う「10ダンス」の頂点を目指す中で、ぶつかり合いながらも互いを認め合う。それぞれのダンスパートナーを土居志央梨、石井杏奈が演じる。
世界配信は明日。竹内は「いよいよ来たか……という気持ちです。俳優をはじめて12年ですけど、作品をやってこんなに心と体がリンクして充実した作品は初めてです。これが世界中に届くと思うと、心がザワザワしますし、嬉しい気持ちとドキドキした気持ちと、飛んでけー! といった感じです」と胸中を明かし、最後は「自信満々に世界に発信できます」と力強くアピールした。
最初にオファーを受けた竹内は「31歳の誕生日を迎える前後だったので、32歳になるまでの1年間を捧げてみようという気持ちでした。絶対に厳しい戦いになって相当なリスクを背負わないといけないだろうし、人生をかけて臨まないと成功しないだろうというのは企画書を見た瞬間にわかりました」と振り返る。「誰と組むかも大事だけど、まだ相手も決まっていなかったので心細かったですが、リスクヘッジなんでしょうね。自分の可能性を信じたくなる節があって『やります』と答えました。でも、そこからまた『言っちゃったな。後に引けない』『誰が一緒にやってくれるんだろう』とドキドキしていました」と吐露。紆余曲折あり、町田が相手役に決まったとき、竹内は「よし! 町田くんしかいない。町田くんとだったら大友さんと一緒に奇跡が起こるんじゃないかという期待感があった」と声を弾ませるが、一方で「本当にイケるのか……いう地獄みたいな気持ち」も拭えなかったという。
社交ダンス未経験だった竹内は「(練習期間は)半年あるかないか。町田くん、土井さん、先生方、大友さんを信じ切ることが一番難しかった。最後は自分を信じ切らないといけないですけど、そこの境地に達するまで時間がかかりました。人を信じることって怖い。でも、奇跡は起きた」としみじみ。また、「(町田と)触れて一緒に踊っていると、俺たちノッているとわかる瞬間があって、それを毎回獲得するために頑張っていたし、その瞬間が楽しくて撮影の活力になった」と思い返す。
そんな竹内のダンスについて、町田は「これを観た人はダンス未経験者と絶対に思わないと思う。初めてステージで踊るシーンが、(竹内が)初めて人前で踊ることとリンクしていて、それを観たときに感動しました。最初だからモニターじゃなくて生で観ようと思って端っこで観ていたんですけど、すごかった」と絶賛。竹内を「嘘だろ? いやぁ、嬉しいなぁ」と喜ばせていた。(錦怜那)
Netflix映画『10DANCE』は2025年12月18日世界独占配信


