『スタンド・バイ・ミー』監督夫妻を殺害した息子、統合失調症だった 薬の変更で不安定に

映画『スタンド・バイ・ミー』などのロブ・ライナー監督(78)と妻ミシェル・シンガーさん(68)を殺害した疑いで逮捕・起訴された息子のニック・ライナー(32)は、統合失調症だったという。NBC News などが報じている。
長年薬物依存に苦しんでいたニック・ライナーは、両親の家の敷地にあるゲストハウスに住んでいたが、ここ数週間、精神状態が悪化していたとされている。
今回、ニック・ライナーが幻覚や妄想などの症状が起こる病気である統合失調症と診断されていたこと、事件の3~4週間前に医師が薬を変更したところ彼の状態はさらに不安定になり、その後薬の調整を試みたが効果はなかったといったことが明らかになった。
関係者は、薬の変更の結果、「ニックは正気を失った」「(彼の行動は)危険なレベルになった」とTMZ.comに語っている。裁判では彼の心神喪失が争点となりそうだ。(朝倉健人)


