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東出昌大、黒リップ&ドレス姿で激変

舞台「サド侯爵夫人」初日前会見
舞台「サド侯爵夫人」初日前会見 - 撮影:阿部章仁

 舞台「サド侯爵夫人」が1月8日に開幕し、2月1日まで東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される。8日に公開ゲネプロと初日前会見が行われ、演出の宮本亞門と主演の成宮寛貴をはじめとしたキャストがずらりとそろった。サン・フォン伯爵夫人役の東出昌大は黒いリップを塗った黒のドレス姿で変貌ぶりを披露した。

【画像】ドレスの下は網タイツ…「サド侯爵夫人」舞台写真

 1965年に発表された三島由紀夫の「サド侯爵夫人」は、18世紀フランスを舞台に、舞台上には登場しないサド侯爵をめぐり6人の女性たちの美徳、悪徳、肉欲、信仰といった観念が激しく対立し、人間の本質をあぶり出す物語。今回、悪徳の限りを尽くしたサド侯爵を待ち続ける、貞淑な妻ルネ/サド侯爵夫人を演じるのは成宮寛貴で、共演に東出、三浦涼介大鶴佐助首藤康之加藤雅也とオール男性キャストでの上演となる。

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 東出は「稀代の天才・三島由紀夫が書いた戯曲で、6人の登場人物全員が台詞の応酬だけで構成しているので、役者にとっては非常に腕が試されるし、これが作品として大成すれば、本当に演劇史の金字塔に並ぶことが出来うる作品になると感じています。僕も考え続けて、役者同士で高め合って、満員のお客様の前で素晴らしい、これが現代演劇の最高峰かと思っていただけるような、そういう実のあるお芝居をしたいなと思います」と意気込む。

 主演の成宮については、「成宮さんは初めてお会いした時に柔和な方という印象を受けたのですが、時間を重ねるともっと柔らかい人で、 成宮さんのいるところは必ず明るくなると思いました。成宮さんには温かくて黄色い太陽の光のような、柔らかくて朗らかな温かさがある方なんだなという印象です。もっと芝居の中でも絡みたかったですが、本当に一瞬 すれ違うだけで(笑)。楽屋からモニターで姿を拝見していますが、毎日楽しいです」と語った。

 成宮はそんな東出について、「東出くんとは今回初めてご一緒したのですが、最初に『僕心配性なので』と言って、稽古初日からほぼ台詞が完璧でした。自分自身の考えはしっかりと持ちつつも、どこか小動物的な部分もあったり。とても身長は大きいですが(笑)。優しくて素敵な方だと思います」とコメント。観客の前で芝居できることを楽しみにしているとし、「『サド侯爵夫人』の全てのキャラクターに言えることですが、三島さんがこういう思いを伝えたかったのだろうなという想いが台詞に一つずつ込められているので、少しでも甘えて自分のやりやすいようにすると作品が立体的にならないというか。いい形になっていかないので、本番が始まってからもリズムをなるべく作らずに、生々しく劇場で演じられたらいいなと思っています」と続けた。

 演出の宮本は、キャスト陣について「皆さんそれぞれ大変苦労をし、孤独を超え、自分たちの世界を築き上げてきた人たちです」と表現。「エッジの効いた違う個性の皆さんが頑張ってくれて、稽古場は大変スリリングで面白かったというのが正直なところです」と語るなど、良い化学反応が起きているようだ。(朝倉健人)

舞台「サド侯爵夫人」は東京の後、大阪、豊橋、福岡でも上演

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