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アカデミー賞ノミネートの実録ドラマ『ヒンド・ラジャブの声』9月4日日本公開決定

『ヒンド・ラジャブの声』より
『ヒンド・ラジャブの声』より - (C) MIME FILMS - TANIT FILMS

 第82回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞・グランプリ)受賞を含む驚異の8冠を達成し、第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートを果たした映画『The Voice of Hind Rajab』(原題)が、邦題『ヒンド・ラジャブの声』として9月4日(金)より全国公開されることが決定した。本作は、2024年1月29日にガザ地区で起きた悲劇を基に描く実録ドラマ。

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 物語は、人道支援組織・パレスチナ赤新月社のボランティアチームが、銃撃下の車内に閉じ込められた6歳の少女、ヒンド・ラジャブから緊急通報を受けるところから始まる。スタッフたちは彼女との電話をつないだまま、救出のためにあらゆる手段を尽くす。

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 監督・脚本を務めるのは、チュニジア人の気鋭監督カウテール・ベン・ハニア。本作はパレスチナ赤新月社が記録した実際の緊急通報を基に制作されており、作中の電話シーンではこの日の本物の通話記録の音声が使用されている。製作総指揮にはブラッド・ピットホアキン・フェニックスルーニー・マーラージョナサン・グレイザーアルフォンソ・キュアロンら映画界の錚々たるメンバーが名を連ねている。

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 ベネチア国際映画祭でのプレミア上映後には、同映画祭史上最長となる23分間のスタンディングオベーションが巻き起こった。監督はアカデミー賞ノミネートを受けて「このノミネートはヒンドのものです。彼女の声のものです。決して起こるべきではなかったのに、それでも起きた出来事のものです。世界中から集まった美しい作品の中に、“ヒンドの声”が存在することを大変光栄に思います。“象徴”としてではなく。“歴史”として」とコメントを発表している。出演はサジャ・キラニクララ・クーリーら。

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 映画『ヒンド・ラジャブの声』は9月4日(金)に新宿武蔵野館、Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座ほか全国公開。カウテール・ベン・ハニア監督のベネチア国際映画祭授賞式コメントは以下の通り。

カウテール・ベン・ハニア監督 ベネチア国際映画祭授賞式コメント

私はこの賞を、パレスチナ赤新月社、そしてガザで命を救うためにすべてを懸けたすべての人々に捧げます。彼らこそが本当のヒーローです。
ヒンドの声は、ガザそのものの声です。世界中に響き渡った「助けて」という叫び。しかし、誰も応えませんでした。
彼女の声は、真の責任が問われ、正義が実現されるその日まで、響き続けるでしょう。
私たちは皆、映画の力を信じています。今夜私たちがここに集っているのも、埋もれてしまいそうな物語を語る勇気を与えてくれるのも、映画なのです。
映画はヒンドを蘇らせることはできませんし、彼女に対して行われた残虐行為をなかったことにもできません。奪われたものを取り戻すことは何もできないのです。
しかし映画は、彼女の声を記録し、国境を越えて響かせることができます。なぜなら、彼女の物語は、彼女一人のものではないからです。それは、ジェノサイドに耐え続ける人々全体の物語であり、罪を問われることのないイスラエルの犯罪的な政権によって引き起こされた悲劇です。
そして今夜、この物語は「記憶」だけではなく、「緊急性」を伴っています。ヒンドの母ウィッサムと弟のイヤドは、いまだガザにいます。
彼らの命はいまだ危険にさらされており、恐怖、飢え、そして爆撃の空の下で毎日を迎える、数えきれない母親、父親、子どもたちと同じです。
私は世界のリーダーたちに、彼らを救ってほしいと強く訴えます。
彼らの生存は、慈善の問題ではありません。それは正義と人道、そして世界が彼らに最低限果たすべき責任の問題です。

ヒンドの母ウィッサムから、皆さんにこの言葉をお伝えするように頼まれました:
「あなたに、チームのみんなに、そしてこの映画を支えてくれたすべての人たちに感謝の気持ちを伝えたいです。
私を支えてくれたこと、この物語を支えてくれたことに、心から感謝しています。本当は私も、今日皆さんと一緒に立っていたかったです。
そして、世界がガザにおけるヒンドだけが特別な物語ではないということを忘れないでいてくれることを願っています。
希望を待ち続けている子どもたちが、まだたくさんいます。この映画が戦争を止める助けになりますように。」

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私もまた、この耐え難い状況の終わりを求めます。もう、たくさんです。

かつて、ネルソン・マンデラという賢人がこう言いました:
「パレスチナの自由なくして、私たちの自由は完全ではないことを、私たちはあまりにもよく知っている。」

今日、その言葉はかつてないほどの重みを持っています。
ヒンドの魂が安らかに眠れますように。彼女を殺した者たちの目が、決して安らかに閉じることがありませんように。
そして、パレスチナに自由を。

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