奈緒主演で京極夏彦「死ねばいいのに」映画化!7月3日公開

京極夏彦による現代を舞台にした異色のミステリー小説「死ねばいいのに」(講談社文庫)が、俳優・奈緒を主演に迎えて映画化され、7月3日(金)よりテアトル新宿ほかで全国公開されることが決定した。ティザービジュアルと特報映像が公開された。
【動画】主演・奈緒 原作・京極夏彦 映画『死ねばいいのに』特報
本作で奈緒は、何者かによって殺された鹿島亜佐美についてたずね歩く謎めいた人物、渡来映子を演じる。従来のイメージを覆すアウトローな雰囲気を漂わせた役柄で新境地を開拓した。監督は映画『マイ・ダディ』でも奈緒とタッグを組んだ金井純一、脚本は第36回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した喜安浩平が務める。
特報映像では、柔和な表情で“亜佐美のこと 聞かせてもらいたいんです”と問う映子が、徐々に牙を剥き出し、時に無神経に、そして執拗に相手を追い詰めていく様子が収められている。なぜ映子は亜佐美のことを知ろうとするのか、二人はどのような関係だったのか。断片的に浮かび上がる証言と交錯する感情が、真実を浮かび上がらせていく。
原作者の京極は、映画を鑑賞し「会話劇が想起させる景色と、ある意味同じであるのに、まったく見えなかった風景が広がっていました」と感想を述べる一方で、「今となっては、このタイトルが足を引っ張るのではないかと案じています」とタイトルの持つ影響に触れている。金井監督は「『死ねばいいのに』という台詞によって、逆に『生きること』を力強く勧められるという切り口に、これは俳優の演技を通して映画として世に出して勝負してみたい作品だと思いました」と強い想いを明かし、奈緒は「このタイトルが持つ謎を、皆さんに解いていただけますように」とコメントを寄せている。
映画『死ねばいいのに』は7月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開。原作者、奈緒、監督のコメントは以下の通り。
原作:京極夏彦
言葉と言葉の隙間から、こんなにも遠くを見通せるものでしょうか。
会話劇が想起させる景色と、ある意味同じであるのに、まったく見えなかった風景が広がっていました。
今となっては、このタイトルが足を引っ張るのではないかと案じています。
主演:奈緒
この映画を撮影した幻のような日々、空、風、出会い。その全てが、「私は今、生きたくて生きている」という事に気づかせてくれました。このタイトルが持つ謎を、皆さんに解いていただけますように。
監督:金井純一
初めて原作を読んだ時の印象は、タイトルの過激さから想像していたものとは全く別のものでした。個性的な登場人物たちや、スリリングな展開にページをめくる手は止まらず、そして何より「死ねばいいのに」という台詞によって、逆に「生きること」を力強く勧められるという切り口に、これは俳優の演技を通して映画として世に出して勝負してみたい作品だと思いました。
京極先生からは、好きなように作ってもらって構わない、というありがたい言葉を直接いただき、スタッフ・キャストともに士気はぐんと上がりました。映画だからこそ、このチームだからこそできる表現を目指して、一丸となって走り抜いて作り上げました。作品はもちろんのことですが、奈緒さんをはじめとする俳優部全員の芝居をぜひ、スクリーンで観ていただきたいです。


