実写『ゴールデンカムイ』家永役・桜井ユキ 脚本なしから復活した原作シーン驚異の再現

野田サトルの人気漫画を山崎賢人(崎はたつさき)主演で実写化した『ゴールデンカムイ』の映画第2弾『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』。原作キャラクターの再現度の高さも話題を呼ぶシリーズだが、そのなかでも一際異彩を放つのが、桜井ユキ演じる美しき殺人鬼・家永カノだ。犠牲者を文字通り“餌食”にする強烈なキャラを、驚異的な再現度で表現する桜井。今回は、脚本にはなかったという家永の象徴的なシーンが、片桐健滋監督(片は旧漢字)のこだわりによって映像化された。(ネタバレあり。以下、映画終盤の展開に触れています)
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』ウイルクの思い出…新規場面写真
『ゴールデンカムイ』は、明治末期の北海道を舞台に、日露戦争帰りの元兵士・杉元(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(※リは小文字・山田杏奈)が、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)、新撰組副長・土方歳三(舘ひろし)らと攻防を繰り広げるサバイバルアクション。金塊の在りかを示す暗号が刻まれた「刺青人皮(いれずみにんぴ)」を背負う脱獄囚たちをめぐる、三つ巴の争奪戦が描かれる。
桜井が演じる家永は、見た目は美しいが、実は体をアップデートするため、食材となる動物の同じ部分を食べるという“同物同治”を人間で実践している脱獄囚の医者。ドラマ版の第4話から本格登場し、若々しい女性そのものの容姿と美貌を生かして、“札幌世界ホテル”の女将として殺人を重ねていたが、宿泊客として訪れた杉元たちを狙ったところから、金塊争奪戦に巻き込まれる。ドラマ放送当時、桜井による完璧なビジュアルの再現度が話題を呼んだ。
杉元たちのような強さがあるわけではないが、今回の『網走監獄襲撃編』では、元外科医の腕をふるう場面が登場する。
さらに、家永が、食材としての脳みそについて説明しながら「ズズズズッ!」とすする仕草を見せるシーンは、一瞬ながら原作でも印象的な場面。桜井は、この仕草を原作のテイストを生かして見事に再現している。片桐監督によると、このシーンは当初の脚本に盛り込まれていなかったといい、「最初は脚本になかったんですよ。でも、ここは絶対やらないといけないなと思って。ファンの皆さんにも喜んでもらえたらうれしいですね」と証言している。(編集部・入倉功一)
映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』は全国公開中


