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松たか子主演・深田晃司監督『ナギダイアリー』カンヌ映画祭コンペ部門出品決定

カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『ナギダイアリー』
カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『ナギダイアリー』 - (C) 2026 ナギダイアリー・パートナーズ (スターサンズ/八朔ラボ/ワンダーストラック) / Survivance / Momo Film Co.

 9日、主演に松たか子を迎えた深田晃司監督最新作『ナギダイアリー』が、5月12日から開催される第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることが決定した。出品決定を受け、深田監督、主演の松、共演の石橋静河松山ケンイチが喜びのコメントを寄せた。

【動画】松たか子主演作がカンヌへ!『ナギダイアリー』特報映像

 松をはじめ、石橋、松山らにとって、本作は“初のカンヌ選出”という記念すべき作品となった。深田監督は、2016年の『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門で審査員賞を受賞。その後も、2020年に『本気のしるし 《劇場版》』(オフィシャルセレクション)、2025年に『恋愛裁判』(カンヌ・プレミア部門)が選出されており、本作で2年連続4度目のカンヌ正式出品。さらに初のコンペティション部門選出という快挙となった。

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 『ナギダイアリー』は、第39回岸田國士戯曲賞を受賞した平田オリザの代表作「東京ノート」に着想を得て、深田監督が自らオリジナル脚本を執筆。岡山県奈義町をモデルとした自然豊かな町「ナギ」を舞台に、喪失を抱えた人々の内面を緻密に描き出す。「東京ノート」の精神を受け継ぎながらも新たな物語をつむぎ、企画の立ち上げから9年の歳月を経て完成させた意欲作だ。

 松は、癒えない喪失を胸に抱き、ひとり彫刻制作に没頭する主人公・寄子役で主演。また、寄子のもとを訪れる彫刻のモデル・友梨役を石橋、寄子の幼なじみで役場に勤める好浩役を松山ケンイチが務めるほか、川口和空藤原聖藤間爽子水間ロン申瑞季らがキャストに名を連ねる。

 松は「『ナギダイアリー』が、海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変嬉しく思っております。現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています」とコメントしている。

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 本作の海外セールスを担当するのは、フランスの大手セールスカンパニーMK2。すでにフランスや台湾など12を超える国と地域での公開が決定しており、今回の出品を受け、更なる海外セールスの拡大も見込まれる。キャスト、監督のコメント全文は以下の通り。

映画『ナギダイアリー』は9月25日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国公開

松たか子

『ナギダイアリー』が、海を超えて、歴史あるカンヌ国際映画祭のスクリーンにかかること、大変嬉しく思っております。現地でご覧になっていただく皆様に、なにかを感じてもらえることを祈っています。ささやかな、ダイアリーではあるのですが…。まだ、なんというか、実感がないのですが。でも、嬉しいです!

石橋静河

『ナギダイアリー』に友梨という役を通して参加できたこと、また今回カンヌという大舞台でお披露目ができることがとても嬉しいです!!深田監督が描いた今回の物語は、さまざまな社会問題が散りばめられていて、それが何気ない会話に大きく深みを持たせているのだと思います。岡山県奈義町の美しい景色の中、皆で紡いだこの物語が世界中の人に届くと思うと、待ちきれません!

松山ケンイチ

深田監督は絶対に行くだろうと思っていました。おめでとうございます!この作品は岡山県奈義町で撮影されています。日本には奈義町をはじめ様々な地域に美しい景観や自然がありその地に住む方々も地域の美しさに呼応するように美しさを持っているように思います。奈義町でもそうだったように旅人のように訪れた僕たちも沢山心を動かしてもらいました。是非映画を通して日本の様々な地域の美しさを実際に訪れて体験していただきたいと思います。

深田晃司監督

『ナギダイアリー』の映画祭選出、光栄に思います。松たか子さん、石橋静河さん、松山ケンイチさん、川口和空さん、藤原聖さんら俳優たちの活き活きと生きる姿、手練れのスタッフによる上質な仕事の成果を世界中の人々に見てもらえることに、とてもわくわくしています。私は映画祭をよく魚市場に例えます。そこには獲れたての新鮮な魚たち=映画たちが並び、自分の店にあった作品を探しに世界中から映画を愛する人たちが集まります。ご縁あって、岡山県奈義町産の映画は南フランスの港町の網に引っかかりました。山あいで獲れたこのちょっと珍しい魚を市場の棚に並べようと思った漁師たちの目利きに感謝しています。一方で当然ですが、映画の価値は映画祭のみでは計れません。網にかかった魚とうまいこと網をかいくぐった魚、どちらがより美味しいかなんて簡単に決めてかかれることではありません。ぜひ皆さんご自身で味わってお口に合うか確かめて頂ければ嬉しいです。最後に。この映画作りを長年にわたり支えてくださった奈義町の皆さんに最大級の感謝を伝えたいです。本当にありがとうございました。

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