『国宝』で話題の黒川想矢「昭和が大好き」 未来か過去に行くなら「過去」

映画『怪物』『国宝』などで知られる俳優の黒川想矢が、24日、都内で行われた映画『ARCO/アルコ』(公開中)初日舞台挨拶に女優・舞踏家の堀越麗禾と共に登壇。アフレコ作業を仲良く振り返った。
本作は、未来からやってきた虹色のスーツの少年アルコ(声:黒川)と、気候変動により荒廃した2075年の世界で生きる少女イリス(声:堀越)の冒険を描くアニメーション。俳優のナタリー・ポートマンが製作総指揮を担当。第98回米国アカデミー賞長編アニメ映画部門にノミネートされたほか、アヌシー最高賞、アニー賞など数々の映画賞を席巻している。
黒川は「アフレコをしてから時間がそれほど経っていないんですけど、僕は本当にこの作品が大好き。今まで見たアニメの中でも一番好きなくらいの作品。普段は周りの環境があって相手がいてのお芝居ですけど、アフレコをしていると狭い中で自分とマイクの距離だけで演技をしている感覚。それでもアルコが見ている広い世界を、スタジオで想像しながら演技することはすごく楽しかったです」とアフレコの感想を述べる。
また黒川は、共にアフレコを行った堀越について「(彼女が)入った瞬間からスタジオの空気が変わりました」といい、「自分はあんなに練習したのに、すぐに役を掴まれていてすごいなって思いました」と驚かされたという。堀越も黒川の演技について「空が落ちてくるシーンを録っていた時の黒川さんは、アルコの顔のまんまの声を出していてすごいって思いました。(私もその横で演技をするので)焦りというか冷や汗が出てきました」と賛辞を贈る。
堀越は「ずっと緊張していました。初めてアフレコをした時は、前にマイクがあって画像があって、いろんな人が座って見ていて、すごく広い世界にいるイリスと対照的な非日常な空間で作業をするのを不思議に感じました」と述懐。イリスがアルコに遊び心からツンとした言葉を使うシーンについては「私には弟がいて、弟にちょっかいかけている感じと似ていました」と話していた。
最後に映画の内容にちなみ、「未来か過去に行くならどっち?」の質問を受けると、黒川は「過去」と回答。「未来はあまり見たくない。僕は昭和がめちゃくちゃ大好き。昭和の時代に行って、色々見てみたい」と話す。堀越は対照的に「未来」と回答。過去に行ってやり直したいこともあるけど、過去は過去で残しておきたいなっていう気持ちがあるので」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)


