斎藤工、洋画の“宣伝アンバサダー”システムに疑問 それでも志願した理由

俳優の斎藤工が29日、都内で行われた映画『サンキュー、チャック』公開記念先行感謝上映イベントに登壇。斎藤は本作の宣伝アンバサダーを務めるが、登壇するなり「関係ない僕が出てきて申し訳ない。洋画の宣伝アンバサダーシステムには実は疑問を持っている」と突然辛口のコメントでスピーチを初めて会場を驚かせた。
スティーヴン・キングによる短編小説を、マイク・フラナガン監督が映画化した本作は、災害などで世界が終わりを迎えつつある中、突如奇妙な広告が街を埋め尽くし、その謎にまつわる物語が展開する。
壇上には本作の宣伝アンバサダーを務める斎藤のほか、オープニングアクトとして4歳半からドラムを始め、10歳で世界的なドラムコンテストに優勝したキャリアを持つ天才日本人ドラマーのCHITAA、ダンサーのSORA、畠中ひかりが劇中のダンスにインスパイアされたダンスステージを披露。また、サンキューゲストとしてトム・ブラウン(布川ひろき、みちお)も登壇した。
斎藤は映画のアンバサダーシステムについて、「とってつけたようなアンバサダーの数々の歴史があった」と述べ、「いろんな方がアイデアを出し合って、いろんな企画を出すんですけど、腑に落ちないものが多くあった」とアンバサダーシステムに疑問を抱いた理由を説明する。
その上で斎藤は「でも映画業界、配信も含めて特に洋画が観られなくなってきて、映画館で洋画を観る機会が失われていることに映画ファンとして何かできることはないかと思っていた。最初はお話をもらってこれは僕じゃないと思ってお断りをさせてもらったんですけど、作品を観て『これはすごい』って逆に志願をさせてもらいました。実際、この映画を観て、確実に映画館で観てもらいたい、劇場体験のために作られたような作品だと思ったんです。絶対この映画が必要な方がいると思いました」と本作にあらためてエールを送った。
途中、斎藤がフラナガン監督にインタビューをする映像も上映された。帰ってくると斎藤は映像のことに触れる前にトイレに行っていたことをユーモアたっぷりにカミングアウト。「このイベント40分あるでしょ。中年で頻尿で、最後まで持たないなって」と述べ、「今ここで言わなくても、誰も気づかないと思いますよ」と司会者からのツッコミを受けていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『サンキュー、チャック』は5月1日(金)新宿ピカデリー他全国ロードショー


