吉岡里帆主演で桐野夏生の小説「デンジャラス」ドラマ化 「危険な男」谷崎潤一郎役にオダギリジョー

NHKは、ドラマ10「デンジャラス」の制作開始を発表した。本作は、日本を代表する作家である桐野夏生が、文豪・谷崎潤一郎に挑んだ同名小説を原作としている。谷崎をとりまく魅惑的な女性たちの自我を赤裸々に暴き出す原作の世界を、長田育恵が脚色し、現代的なエンターテインメントとして描き出す。
物語の舞台は昭和2年。大阪・船場の資産家令嬢である姉妹、松子と重子はダンスホールである男と出会う。それは官能的な小説を書く「危険な男」、谷崎潤一郎であった。男は愛した女をモデルに小説を書く癖があり、次々と新しい女性を求めた。次は誰が描かれるのかという身内どうし故の疑心暗鬼や激しい嫉妬、憎悪に揺れながら、女性たちの感情と人生は男の小説に支配されていく。
主人公の重子を演じるのは吉岡里帆で、谷崎の代表作「細雪」の主人公のモデルとなった人物を演じる。重子の姉で谷崎の妻である松子役を中村ゆり、そして谷崎潤一郎役をオダギリジョーが務める。吉岡は「皆様が見た事の無い谷崎の世界をお届けできると既に確信を持っています。色っぽく、過激で、悲哀と愛憎に満ちたデンジャラスな世界をどうぞお楽しみに」とコメントを寄せた 。
制作統括の板垣麻衣子は、人間の業と欲をあぶり出す本作について「誰もが心の中に飼っているデンジャラスな自我を、いまだからこそ届けたい大胆なエンターテインメントとして表現します」と意気込みを語っている。制作陣には制作統括の訓覇圭や石澤かおる、プロデューサーの 岡宅真由美、村田有里らが名を連ね、演出は黒崎博と田中健二が担当する。
ドラマ「デンジャラス」は2027年1月からNHK総合で全10話で放送予定(NHK ONE での同時・見逃し配信も予定)。吉岡・板垣のコメントは以下の通り。
吉岡里帆コメント
大仕事が舞い込んできました。谷崎潤一郎の作品はいつか触れてみたいと思っていたのですが、まさか谷崎御本人と対峙する役が来るとは…
そろそろクランクインを控え色々と準備をしていますが、これまで皆様が見た事の無い谷崎の世界をお届けできると既に確信を持っています。
色っぽく、過激で、悲哀と愛憎に満ちたデンジャラスな世界をどうぞお楽しみに。
制作統括・板垣麻衣子コメント
〈人間の業と欲〉をあぶり出す桐野夏生さんの傑作「デンジャラス」を、信頼する脚本家・長田育恵さんをメインライターに迎え、吉岡里帆さんをはじめとする、すばらしいキャストの皆様、実力あるスタッフの方々と共にドラマ化できますこと、この上ない喜びです。
日本が誇る文豪・谷崎潤一郎の世界を借りて、“誰もが心の中に飼っているデンジャラスな自我”を、いまだからこそ届けたい大胆なエンターテインメントとして表現します。ご期待ください。


