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是枝裕和監督『箱の中の羊』カンヌで9分のスタンディングオベーション!大悟のセリフに笑いも

大悟(千鳥)、桑木里夢、是枝裕和監督、綾瀬はるか
大悟(千鳥)、桑木里夢、是枝裕和監督、綾瀬はるか - (C) KAZUKO WAKAYAMA

 現在フランスで開催中の第79回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品されている是枝裕和監督の映画『箱の中の羊』(5月29日公開)の公式上映が現地時間16日に行われ、約2,300人の観客を収容する会場で9分にわたるスタンディングオベーションが続いた。

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 本作は、少し先の未来を舞台に、息子を亡くした夫婦が、亡き息子と同じ姿・声を持つヒューマノイドを迎え入れるさまを描くストーリー。夫婦に綾瀬はるか大悟千鳥)がふんし、亡き息子と同じ姿・声を持つ7歳のヒューマノイド役に新星・桑木里夢(くわき・りむ※「桑」の木の上は十と草冠が正式)が200名を超えるオーディションで抜擢された。

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 上映中には涙を流す観客の姿も多く、大悟のセリフに客席から何度も笑いが巻き起こった。上映後には2,300人もの観客を収容する会場から割れんばかりの拍手が起こり、9分にわたるスタンディングオベーションが続いた。監督はホッとしたような表情を見せながら会場内を見渡すと、綾瀬、大悟、桑木に握手を求め、喜びを分かち合った。会場にはケイト・ブランシェットホールジージェームズ・フランコらの姿も見られた。

 スタンディングオベーションの後、マイクを渡された是枝監督は感慨深げに会場を見渡しながら、「こんなにたくさんの拍手を本当にありがとうございました。作品を一緒に作ったスタッフと、キャストと一緒にまたこの場に戻ってくることができて本当に幸せです。本当に最高の舞台でワールドプレミアの上映を行うことができました。こんなにたくさんの映画を愛してくれる方に囲まれて、とてもいい一日になりました。ありがとうございました。改めて、スタッフとキャストに大きな拍手をお願いします」と語った。

 今年のコンペティション部門審査員長を務めるのは、『オールド・ボーイ』(2004)、『別れる決心』(2022)などのパク・チャヌク監督。韓国人として初の審査委員長となる。コンペティション部門選出計22作品の中から最高賞のパルム・ドールをはじめとする各賞は、現地時間5月23日の授賞式で発表される。

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 是枝監督作品がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されるのは、2023年の『怪物』以来3年ぶり、8度目(カンヌ国際映画祭への出品自体は10回目)となり、これまで『誰も知らない』(2004)で主演・柳楽優弥が最優秀男優賞を受賞。2013年に『そして父になる』で審査員賞を受賞。2018年に『万引き家族』でパルム・ドールを受賞。2022年の『ベイビー・ブローカー』ではエキュメニカル審査員賞と主演のソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞。『怪物』では、脚本賞(坂元裕二)と、日本映画初となる「クィア・パルム賞」を受賞している。

 本作を鑑賞した海外プレスからは、「美しさと巧みさが響き合い、心を深く揺さぶった」「象徴的でとても深いけれど、同時にすごく、シンプルで直接的」「とても現代的なテーマ」、「心温まる感動的な作品」「彼女(綾瀬)はとてもゴージャスで美しい。彼女の演技はとても繊細。あの眼差しの非常に繊細なニュアンスが素晴らしい」「彼(大悟)が作品に動きを与えた。彼の演技は美しかった」といったコメントが寄せられている。

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