『トイ・ストーリー5』当初はウッディ抜きで検討されていた

映画『トイ・ストーリー』シリーズ30周年の節目に公開される第5弾『トイ・ストーリー5』(7月3日全国公開)は当初、シリーズの看板キャラクターであるウッディが登場しない形で検討されていたという。監督・脚本のアンドリュー・スタントンがCinemaBlendに明かした。
1作目から主人公として描かれてきたウッディは、前作『トイ・ストーリー4』で持ち主であるボニーの元へは戻らず、ボー・ピープと共に迷子のおもちゃたちを助ける道を選んだ。3作目『トイ・ストーリー3』が完璧なエンディングを迎えたこともあり、ウッディの決断には批判的な声も上がっていた。
スタントン監督によると、『トイ・ストーリー5』初稿はウッディ抜きで書かれていたという。前作でバズたちと別れを告げたウッディを、どうように復帰させればいいのか、頭を抱えていたからだ。
「最初はウッディをどうやって戻せばいいのか分からなかったことは認めます。映画を正しい形にするには、何度も稿を重ねる必要があるので、彼がいなくて寂しくなるかどうかを確かめるために、初稿は彼抜きで書きました。やはり、彼抜きでは寂しかった。そこで『もう少し頭をひねって、お決まりの展開ではなく、彼が再登場するにふさわしい納得のいく方法を考え出さなければならない』と思いました」
ウッディ抜きでの『トイ・ストーリー』はあり得ないことを再確認したスタント監督は、ウッディを仲間のピンチに駆けつける形で再登場させた。バズやジェシーと再会したウッディは、現代の子供たちを虜にする新型タブレット・リリーパッドと対峙する。
プロデューサーのリンジー・コリンズも、予告編が公開された後でファンの反応が批判的なものからポジティブに変化したことを実感したという。「初映像が公開されると『ウッディはいなくなったと思ったのに』など批判的な声が寄せられました。でも、第2弾予告編を公開すると、誰もが『彼は戻ってくる必要があった』と納得の反応に変わったんです。それが興味深かったです」
『トイ・ストーリー4』の結末を台無しにすることなく、ウッディの復帰方法を見つけ出したスタントン監督。最新作では、ウッディやバズの活躍だけでなく、ジェシーにもスポットライトが当てられることが示唆されている。(編集部・倉本拓弥)


