山田洋次監督驚嘆!米アカデミー賞ノミネート『シラート』コメント予告&日本版オルタナティブポスター公開

本年度米アカデミー賞の5部門でショートリスト入りし、音響賞、国際長編映画賞の2部門で見事ノミネートを果たした映画『シラート』が6月5日に公開される。本国スペインで異例の大ヒットを遂げた後、フランス、イタリアなど公開の始まった各国で立て続けに大ヒットを達成し、観客、批評家の双方から熱狂的な支持を集めている本作より、ビジュアルクリエイターの森本晃司が手がけた日本版オルタナティブポスターと、映画監督の山田洋次らが寄せたコメント予告映像が公開された。
【動画】山田洋次、小島秀夫など豪華著名人が驚嘆!『シラート』30秒コメント予告
物語は、砂漠で行われるレイブパーティに参加したまま失踪した娘を捜すため、父ルイスと息子エステバンが、モロッコの山岳地帯から砂漠の奥深くへと車を走らせるところから始まる。行き着いたのは、現実と幻覚が混濁するような野外レイブのカオス。耳をつんざく重低音、赤い照明など、音が主役といっても過言ではないほど、リアルで圧倒的なサウンドデザインが観客をその場に引きずり込んでいく、口外禁止の映画体験だ。本作はカンヌ国際映画祭で審査員賞、サウンドトラック賞、AFCAE賞スペシャルメンション、パルムドッグ賞の4冠に輝き、2026年3月10日時点で49受賞124ノミネートと、各国の賞レースを爆走中。製作をペドロ・アルモドバル、監督・脚本をオリベル・ラシェが務めている。
コメント予告には、本作をいち早く鑑賞した日本の著名なクリエイターや文化人たちからの驚嘆の声が収められている。映画監督の山田洋次は「映画を鑑賞した、というより強烈な体験をさせられたとでも呟きたくなるような、他とは比較しにくい激しい映画。スペイン映画界にはこのような不思議な映画を生み出す伝統があるのだろうか」と独自の視点で賞賛。同じく映画監督の森達也は「どんな映画なのか? 問われれば答えはこれしかない。ただひたすら『凄い』。他に言葉はない。視聴ではなく体験。これを実感した」と熱く語っている。
さらに、日本版オルタナティブポスターを手がけた森本晃司は「人類が生み出した理不尽な世界が大きな口を開けて忍び寄っている。その振動が目の前に! あなたの眼に! 必見!」とコメント。爆音映画祭の樋口泰人は「ただの生き物でしかないわれわれの不安と絶望が作り上げたひたすら唯物的な寓話。それは不在の神が語るわれわれの現実の姿でもある」と言葉を寄せている。
映画『シラート』は6月5日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほかで公開。コメントは以下の通り。
櫻井大樹(アニメプロデューサー・脚本家/「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」)
映画の文法そのものが、変容していることを如実に感じさせられた。映画館に行き、自身の目で、それを体感して欲しい。
ジム・オルーク(音楽家・プロデューサー)
『シラート』というタイトルはまさに的を射ている。因果関係に支配された我々の世界を描くのではなく、人生がいかにして我々を経験の橋を渡らせ、いつの間にか引き返すことのできない道へと向かわせるのかを描いている。
高木由利子(写真家)
混沌とした不透明なこの時代に、
監督は激しく困難な難題を、レイブサウンド共にモロッコの砂漠に投影した。
このざわめく不安、衝撃、驚愕を、早く誰かと共有せねば!
樋口泰人(爆音映画祭)
ただの生き物でしかないわれわれの不安と絶望が作り上げたひたすら唯物的な寓話。それは不在の神が語るわれわれの現実の姿でもある。
藪前知子(東京都現代美術館学芸員)
ある瞬間を境に、観客もいつの間にかこの世界に没入して地獄と天国の間の道を歩き、音楽という名の蜘蛛の糸にすがる。
お手軽な没入型エンタメの氾濫にナイフを突き立てる映画。
山田洋次(映画監督)
映画を鑑賞した、というより強烈な体験をさせられたとでも呟きたくなるような、他とは比較しにくい激しい映画。
スペイン映画界にはこのような不思議な映画を生み出す伝統があるのだろうか。
森達也(映画監督)
どんな映画なのか? 問われれば答えはこれしかない。ただひたすら「凄い」。
他に言葉はない。視聴ではなく体験。これを実感した。
森本晃司(ビジュアルクリエイター)
人類が生み出した理不尽な世界が大きな口を開けて忍び寄っている。その振動が目の前に! あなたの眼に! 必見!


