菅田将暉、黒沢清監督に言われて嬉しかった言葉 2度目タッグで黒田官兵衛役

俳優の菅田将暉と黒沢清監督が19日、都内で行われた映画『黒牢城』(公開中)の初日舞台挨拶に登壇。菅田は黒沢監督から言われて嬉しかった言葉を紹介した。この日は主演の本木雅弘をはじめ、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太(Snow Man)、柄本佑、オダギリジョーも来場した。
本作は、米澤穂信の直木賞受賞作を映画『CURE キュア』や『スパイの妻<劇場版>』などの黒沢監督が映画化。織田信長に反旗を翻し籠城作戦を決行した武将・荒木村重(本木)が、城内で相次ぐ怪事件の解明に挑む。第79回カンヌ国際映画祭では「カンヌ・プレミア部門」に出品されて大きな反響を得た。
敵方の危険な軍師・黒田官兵衛を演じた菅田は、黒沢監督とはサスペンススリラー映画『Cloud クラウド』(2024)に次いで2回目のタッグ。「言葉で斬られたエピソード」を問われた菅田は「黒沢さんに言われて残っているというか、あれは誉め言葉だったのかどうなんだろう……でも、嬉しいからしまっておこう……みたいなのは、“菅田さんはホラーが似合いますね”。なんか嬉しかったですね」と打ち明ける。
すると本木は「(心が)読めないし、恐ろしさが残るよね。静かな威嚇感とかがある」と菅田の印象を語る。黒沢監督が「観ている人を、ある種の緊張に巻き込むことが自然にできる方。アップを撮っているだけで何か起こりそう……という感じがする」と言葉の意味を明かすと、菅田は「ありがとうございます」と嬉しそうに感謝の言葉を口にした。
本作の撮影も振り返る菅田。本木から「“長回し”という恐ろしい緊張を強いられる撮影方法があります。苦労したんですけど、いかがでした?」と振られた菅田は「大変でしたね。頑張りましたね、僕らね」と自分たちを褒め、「僕、黒沢監督作品は2回目なんですけど、前回にはなく、今回初めて長回しのOKの後にハイタッチしました。すごい嬉しかったです。自然とみんなで(小さく)ウェーイくらいのやつを」と報告。
本木は「6~7ページ、あるいは8~9ページあるような膨大な台詞」と説明し、「演者だけでなく、カメラマン、照明さん、美術さん、衣装さん、すべてが一体となって、その時間だけに集中するという。演じる私たちにとっても、その日その瞬間しかない、ある種のドキュメンタリーを切り取られているような瞬間でもありますので、それが画面を緊張させてくれるというか、張りつめた糸があったと思います」と、思わずハイタッチをしたくなる過酷な撮影を思い返していた。(錦怜那)


