『トイ・ストーリー6』は「価値がある作品」でないと制作する意味ない トム・ハンクスが持論

映画『トイ・ストーリー』(1995)から30年以上主人公ウッディの声を担当しているトム・ハンクスが、シリーズ第6弾の可能性について Entertainment Weekly に語った。
最新作『トイ・ストーリー5』は、全米で19日に初日を迎えると、シリーズ最高のオープニング興行収入となる興行収入1億5,967万7,837ドル(約255億円)を記録。世界興収は3億1,167万7,837ドル(約499億円)に到達するなど、7月3日の日本公開を前に歴代シリーズの成績を上書きしている。全米の批評家・ファンからも高評価を獲得しており、この勢いが続けば、次回作のGOサインも時間の問題だろう。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル160円計算)
最新作の監督・脚本を務めたアンドリュー・スタントンは、『トイ・ストーリー4』からはじまった少女ボニーの物語を次回作で完結させたいとDexertoに明かしており、ウッディの相棒バズ・ライトイヤー役のティム・アレンも乗り気だ。もし『トイ・ストーリー6』が作られるとしたら、トムも続投するのだろうか。
トムは「もし、『トイ・ストーリー』をもう一本作るのなら、それだけの価値がある作品でなくてはならない」と『トイ・ストーリー6』を製作するためには、それ相応の理由が必要だと同サイトに述べている。
「単にみんながシリーズのことを好きだからという理由で、ダラダラと引き延ばすのではなく、何か(新しい)テーマを深く掘り下げている必要がある。これが巨大な企業ビジネスであることは間違いないし、それを否定するつもりはない。ただ、(次回作が)優れたものであり、目新しく新鮮でない限り、制作する意味は全くないと思う」
またトムは、仮に自分が続投しなかったとして、過去のライブラリー音声からウッディの声をAI生成できてしまうことに危機感を抱いている。「年齢は時の流れに逆らえない」としながら、「問題は私のさまざま声をつなぎ合わせることができるかどうか。『トイ・ストーリー』のために録音されたすべての言葉は、デジタルメディアに残っている。彼らが望むものなら何でも形にできるだろう。恐ろしい考えだ」と語っている。
最新作で描かれるのは、テクノロジーの台頭によるおもちゃの存在危機だ。ボニーは最新の電子タブレット・リリーパッドに夢中になり、バズやジェシーらおもちゃの存在理由は次第に薄れていく。そんな中、ボニーのもとを離れたウッディが、窮地に陥ったバズたちのもとに駆けつける。(藤田良太)


