唐沢寿明、『トイ・ストーリー』ウッディに顔がそっくりと言われていた 共に歩んだ30年を振り返る

俳優の唐沢寿明が4日、都内で行われた映画『トイ・ストーリー5』大ヒット御礼舞台挨拶に所ジョージと出席し、それぞれ本作に携わっての30年を感慨深げに振り返った。
本作は人とおもちゃのかけがえのない絆をドラマチックに描くディズニー&ピクサー『トイ・ストーリー』シリーズの最新作だ。おもちゃが大好きだった少女ボニーだが、最先端のタブレット・リリーパッドの登場で日常が一変。それに危機感を持ったカウガール人形のジェシーが、ボニーの心を取り戻すために奔走する姿を描く。
唐沢は本作の日本語吹替版でウッディ役を30年務めてきたが、「最初の頃、1作目、2作目の頃は街を歩くと『ウッディだ』ってよく言われました」と周囲の反響を振り返る。「子供やお母さんに特に言われたんです。性格が似ているかと言われれば、僕はそんなに勇敢なタイプでもないけど、顔がそっくりだとはよく言われました。そう見えてくるんでしょうね。でも残念だけど僕の方が先に生まれている……そう言われるのもこの作品が愛されている証拠かもしれないですね」と笑顔を見せる。
唐沢はまた、本作について「おもちゃが社会のいろんなことを体現している。ウッディがバズ・ライトイヤーに嫉妬したり、考えさせられることがたくさんあった」と言い、ウッディについても「正直で人間っぽくて、そう言う部分がすごく好き。例えば、自分がリーダーシップを取ろうとして、あまりそれがうまくいかないとか。そういうところがほほ笑ましくて憎めない」と述べ、今後の続編についても「アンディが何らかの形で戻ってきて、自分の子供にそのおもちゃを託す、そういう展開はあると思います」と自らストーリーを予想して、会場をわかせた。
唐沢は最初にオファーをもらった時、アメリカにいたとも明かし、「まずこの作品を観てくださいと言うのでアメリカで見たら、絵に驚いて……。トム・ハンクスさんの声もすごくて、僕と声の質が全然違う。そのことで迷ったり悩んだりした。でも、その時の自分にもし声をかけるなら、よく頑張ったなって今は言ってあげたい」と30年前の自分を労った。
所も同じく30年間、バズ・ライトイヤーの声を担当してきたが、「30年演じた感じがない。4作目でそもそもこの作品は終わりだと思っていたし、ここまでやって、演じていた感じは本当になくて。ひょっとしたら演じていないのかもしれない。二人ともそう思っていますよ。バズ・ライトイヤーのなんか勘違いしている感じとかわたしとピッタリで……」と演じているというより、そのままの素で役に向かい合ってきたこともユーモアを交えて振り返った。
バズ・ライトイヤーについては「本当に自分と似ていると思いますよ。間違ったことに気づくと反省が早い。そこも似ています」と述べ、他の役をやるならの質問には「悪役もいいですよね~」と話して笑顔を見せた。
続編があるならと唐沢と同じ質問を投げかけられると、所は「映画にありがちな『トイ・ストーリー・ビギニング』というのなら可能性があると思います。こうしてこの物語は始まったみたいな。次、続くならビギニングは絶対あると思います。でも、ビギニングになったら声は俺たちじゃないかもしれない。あと、続編が10年後という話になったら、俺は多分リタイヤしてるな~」と話して会場を笑わせていた。(取材・文:名鹿祥史)



